SHR脱毛は、近年注目を集めている脱毛方式です。「痛みが不安」「どの脱毛を選べばよいか迷っている」など、脱毛に悩む方に新しい選択肢を与えてくれます。これまでの方法とは異なるアプローチでムダ毛ケアを行えるため、幅広い方に取り入れやすいのが特徴です。

この記事では、SHR脱毛の仕組みや効果・メリット、他の方式との違いから、自宅で使える家庭用脱毛器まで詳しく紹介します。

shr 脱毛

目次:

Part1.SHR脱毛とは?

 SHR脱毛は、光脱毛の一種で、痛みが少なく幅広い肌質や毛質に対応できる脱毛方式です。ここでは、SHR脱毛の仕組みや種類、そして他の脱毛方式との違いについて詳しく解説します。

1.SHR脱毛の仕組み

SHR脱毛(Super Hair Removal)は『蓄熱式』と呼ばれる最新の光脱毛方式です。毛根を直接破壊するのではなく、毛根を包み込む組織である『毛包』にアプローチします。特に毛包の中にある『バルジ領域』と呼ばれる部分は、毛を成長させる指令を出す働きを持っていて、ここにじわじわと熱を加えることで発毛を抑制する仕組みです。

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 従来のレーザー脱毛やIPL脱毛が毛周期の成長期に合わせて施術する必要があったのに対し、SHR脱毛は毛周期に左右されにくく、効率的に施術を進めやすいのが大きな特徴です。

2.SHR脱毛の種類

SHR脱毛とひと口にいっても、以下のように利用シーンによって採用される方式に違いがあります。

●医療クリニック

●脱毛サロン

●家庭用脱毛器

 クリニックでは医療機器を使用するため、出力の高さや安全基準が明確に定められています。一般的に、クリニックでの脱毛というと、永久脱毛効果が得られると思っている方も多いかもしれません。出力が強いため、サロンと比べて効果が強いといえますが、SHR脱毛に関しては『長期的な減毛効果』にとどまると考えておいた方がよいでしょう。エステサロンではクリニックよりもマイルドなSHR方式が主流で、リラクゼーション感覚で通いやすいのが特徴です。

また、家庭用脱毛器にもSHR技術を応用したモデルが登場していて、セルフケアで手軽に取り入れる方も増えています。どの方法を選ぶかは、求める効果のスピードや予算、ライフスタイルによって異なります。

3.SHR脱毛と他の脱毛方式の違い

脱毛にはいくつかの方式があり、それぞれに特徴があります。

 SHR脱毛のほか、IPL脱毛や NPL脱毛、SSC脱毛、THR脱毛といった方法も選択肢として知られていて、どう違うのかわからず、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も少なくありません。以下は、各脱毛方式の特徴をまとめたものです。

●SHR脱毛:毛包・バルジ領域に熱を与える蓄熱式。産毛や日焼け肌にも対応。

●IPL脱毛:メラニン色素に反応して光を照射。濃い毛に効果的。

●NPL脱毛:蓄熱式でバルジ領域を狙う。産毛や細い毛にも対応。

●SSC脱毛:専用ジェルと光を併用。美肌効果を得やすい。

●THR脱毛:赤外線領域を含む光をバルジ領域に照射。 

医療脱毛で用いられる高出力のレーザーは、毛根を破壊するため効果が高い一方、痛みや肌への刺激が強めです。これに対してSHR脱毛は毛根やバルジ領域にじわじわと熱を与える『蓄熱式』の仕組みを採用していて、痛みが少なく幅広い毛質や肌質に対応できるのが特徴です。

IPL脱毛は古くから普及している方式で、黒い毛に強く反応するため、VIOなどの毛の濃い部分に効果を発揮します。ただし、色素の薄い毛や産毛には効果が弱い傾向にある点に注意が必要です。

►NPL脱毛は、SHR脱毛に近い仕組みを持ち、光を分割して連続的に照射することでバルジ領域を効率的に温めます。弱い出力でも効果を得やすく、産毛や細い毛に向いています。 

►SSC脱毛は専用のジェルを肌に塗り、そのジェル成分を光で活性化させて脱毛効果を得る方式です。脱毛しながら美肌ケアができるのが魅力ですが、効果の実感には時間がかかる場合があります。

さらに、近年注目されているTHR脱毛はSHRをベースに改良された方式で、従来の光に赤外線をブレンドして照射するのが特徴です。これにより熱がより均一に伝わりやすく、施術スピードや効果の実感度が向上したとされています。 

このように、『SHRはオールラウンド』『IPLは濃い毛』『NPLは産毛』『SSCは美肌』『THRは効率』といった違いを押さえておくと、自分に合った方法を選びやすくなります。

Part2.SHR脱毛の効果・メリット

 従来の脱毛方式と比べて、快適さや安全性の面で優れているのが、SHR脱毛の特徴です。ここでは、痛みや肌への影響、効果の実感までのスピードなど、SHR脱毛ならではのメリットを詳しく紹介します。

1.痛みが少ない

SHR脱毛は従来のレーザー脱毛やIPL脱毛と比べて痛みが少ないのが大きな特徴です。強い光を一点に照射するのではなく、弱めの光を連続して徐々に蓄熱する方式のため、刺激が和らげられています。

Ulike AirPro S IPL光美容器

人によって感じ方は異なりますが、VIOや脇のように神経が集中している部位でも、少し温かさを感じる程度の感覚で施術を受けられることが多いです。痛いのが苦手な方や痛くない脱毛を探している方、これまで脱毛にチャレンジできなかった方でも取り組みやすいのが、SHR脱毛のメリットだといえるでしょう。

2.肌へのダメージが少ない

従来の脱毛方式では、出力が強すぎると赤みややけどのリスクがありました。しかしSHR脱毛は、低出力で毛包全体にじんわりと熱を加えていくため、こうした危険を抑えやすいのがポイントです。施術後に肌トラブルを起こしにくく、保湿ケアをしっかりすれば、翌日から普段通りの生活が可能です。敏感な部位でも肌荒れを防ぎながら脱毛を進められるため、美肌を保ちながら脱毛したい方にも向いています。

3.短期間でも効果を実感しやすい

従来の脱毛は『毛周期』に合わせて行う必要があり、効果が出るまでに時間がかかるのが一般的でした。しかし、SHR脱毛は毛包やバルジ領域をターゲットにしているため、成長期の毛だけでなく幅広いタイミングの毛にアプローチ可能です。

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 従来の光脱毛では、毛周期に合わせて2〜3ヶ月おきに施術を行っていました。一方、SHR脱毛では2週間〜1ヶ月おきと施術間隔を短く設定でき、効果を実感するまでの期間も早まります。早く効果を実感したい、できるだけ短期間で脱毛を終えたいという方にとって、SHR脱毛は効率的な選択肢だといえるでしょう。

4.敏感肌でも施術が受けやすい

敏感肌の方にとって、脱毛は赤みや炎症が悪化する不安がつきまといがちです。SHR脱毛は低出力の光を繰り返し照射するため、従来の脱毛方式に比べて肌への刺激が和らげられています。さらに、冷却機能を搭載したマシンも多く、肌を守りながら施術を受けられるのも安心できるポイントです。敏感肌やアトピー体質の方でも、肌の状態が安定していれば比較的取り入れやすく、肌トラブルを避けながら脱毛したいというニーズにも応えられる方式だといえます。

5.日焼け肌・産毛にも対応できる

IPL脱毛やレーザー脱毛はメラニン色素に反応する仕組みのため、日焼けした肌や地黒の肌、色素が薄い産毛には効果が出にくいのが難点でした。しかし、SHR脱毛はメラニンではなく毛包に熱を蓄熱する方式になっていて、肌の色に左右されにくく、日焼け肌や白髪、細い毛にも効果を発揮します。特に顔やうなじ、背中など産毛の多い部位に適していて、従来では難しかった箇所のケアも可能です。幅広い毛質・肌質に対応できる柔軟さは、SHR脱毛ならではの大きなメリットだといえます。

Part3.SHRモードを搭載したおすすめの家庭用脱毛-Ulike

 「クリニックやサロンに通う時間がない」「費用を抑えて自宅で脱毛したい」そんな悩みを持つ方におすすめなのが、セルフ脱毛にぴったりの家庭用脱毛器です。 最新モデルにはサロンの仕組みに似たSHRモードを搭載した機種もあり、自宅にいながら手軽にケアしやすくなっています。ここでは、女性・男性それぞれにおすすめの脱毛器を紹介します。

1.女性には『Ulike AirProS IPL光美容器』

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 「コスパよく、サロンに通わずに全身ケアしたい」という女性におすすめなのが、『Ulike AirProS IPL光美容器』です。サロンにならったSHRモード(※1)を新搭載し、肌への刺激を抑えながら効率的なムダ毛ケアが期待できます。最大22J(※2)の高出力で、わずか2週間で効果を実感(※3)できたという試験データもあります。

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 独自の冷却システムにより、『痛みレス(※4)』な施術ができるのも魅力。顔からVIOまで1台で対応できるコンパクトなデザインで、家族やパートナーとのシェアも可能な最大90万回(※5)照射が可能です。公式サイトの口コミでも、「説明書が読みやすくて分かりやすい」「さっと手軽にできる」と評価されていて、ベーシックな機能を求める女性にピッタリです。

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2.男性には『Ulike X+ IPL光美容器』

 shr 脱毛ひげ剛毛に強い家庭用脱毛器が欲しい」というメンズにおすすめなのが、『Ulike X+IPL光美容器』です。Ulikeの家庭用脱毛器の中でも高出力な28J(※6)を搭載し、これまで家庭用では難しかった太く濃い毛にもアプローチ可能。高波長テクノロジーを採用し、顔のひげからVIOまで全身(※7)をカバーします。

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さらに、SHRモード(※1)を搭載しているため、ハイパワーながら肌への刺激を抑えつつ効率よくケアしやすいのも特徴です。サファイア冷感技術で熱さを感じにくく、スキンセンサーが肌の色を自動認識して出力を調整します。

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 シンプル操作と高速自動連射で、忙しい男性でも時短で使いやすく、家族とのシェアも可能。公式サイトの口コミでは、「予想以上に使いやすい」「配送も早くて助かった」と好評で、「とにかく早く効果を実感したい」という方にはおすすめの1台です。

Part4.SHR脱毛に関するよくある質問

 最後に、SHR脱毛に関するよくある質問を紹介します。

Q:SHR脱毛はVIOにも効果がありますか?何回くらいでツルツルになりますか?

A:SHR脱毛はVIOのように皮膚が薄くデリケートな部分にも効果的です。毛包をターゲットにする方式のため、太い毛にも細い毛にも対応できます。脱毛する施設や毛量・毛質によっても異なりますが、ツルツルの状態を目指す場合、脱毛サロンでの目安としては15〜20回程度の施術が必要なケースが多いです。自然に毛量を減らすだけであれば、もう少し少ない回数でも効果を実感できるでしょう。

Q:SHR脱毛でワキガの臭いは軽減できますか?

A:SHR脱毛はワキガそのものを治療するものではありませんが、毛が減ることで汗や雑菌が溜まりにくくなり、臭いを軽減できる可能性があります。特に脇毛が多いとムレやすく臭いが強くなる傾向にあるため、脱毛で毛量を減らすだけでも衛生的な状態を保ちやすくなります。ただし、根本的な治療を希望する場合は、医療機関での専門的な治療が必要です。

Q:SHR脱毛は顔やうなじの産毛にも効果がありますか?

A:SHR脱毛は産毛や色素の薄い毛にも効果が期待できます。従来のIPL脱毛やレーザー脱毛はメラニン色素に反応するため、産毛うなじの細い毛は反応しにくいというデメリットがありました。しかしSHR脱毛は毛包全体をじんわりと温めて発毛を抑えることで、顔やうなじなど産毛の多い部位でも施術が可能です。肌質を選ばず、ナチュラルな仕上がりを目指せます。ただし、脱毛する施設によってうなじがどのパーツに分類されているか、どの部分まで対応しているかが異なる点に注意が必要です。

関連記事:顔の産毛は脱毛すべき?顔産毛脱毛のメリット・方法やおすすめ家庭用脱毛器を紹介

Q:SHR脱毛の施術後にかゆみが出ることはありますか?

A:施術後に軽い赤みやかゆみが出ることはありますが、多くの場合は一時的な反応で数時間〜1日ほどで落ち着きます。これは、光の照射によって肌に熱がこもることによる炎症や、皮脂腺や汗腺の一時的な機能低下による肌の乾燥などが原因です。保冷剤や保湿ケアを行えば、症状を和らげることができます。強いかゆみやヒリヒリ感が続く場合は、施術を受けたサロンやクリニックに相談するようにしましょう。

Q:SHR脱毛はひげや剛毛にも効果がありますか?

A:SHR脱毛は産毛だけでなく、ひげやVIOなどの剛毛にも効果があります。毛根を直接破壊するのではなく、毛包に熱を蓄積させる仕組みになっているため、濃い毛にもアプローチが可能です。ただし、ひげのように毛周期が早い部位は回数を多めに重ねる必要があり、10回以上の施術で徐々に薄くなる効果を感じられるケースが多いです。剛毛でも痛みが少ない点が、従来の脱毛とは大きく違う特徴だといえるでしょう。

まとめ

SHR脱毛は、痛みの少なさや肌への優しさ、そして産毛や日焼け肌にも対応できる柔軟さから、近年多くの方に選ばれている脱毛方式です。医療レーザー脱毛のような強力さはありませんが、効率よく施術を行うことで十分な効果が期待できます。サロンやクリニックだけでなく、家庭用脱毛器でもSHRモードを搭載したモデルが登場していて、自宅で気軽にケアできるのも魅力です。自分のライフスタイルや目的に合った方法を選び、ストレスのない脱毛を始めてみましょう。

(※1)UlikeのSHR(Strong Hair Removal)モードとは、IPL蓄熱式照射技術を指す。
(※2)国際認証機関CVCによる試験結果。No:WTS2025-2207
(※3)トリートメントスケジュールに従って週3回使用した場合。効果には個人差及び部位差があります。
(※4)痛みの感じ方には個人差と部位差があります。
(※5)当社の耐久性試験結果。実際の寿命は環境条件や使用方法によって異なる場合があります。
(※6)国際認証機関CVCによる試験結果。No.WTS2024-1748
(※7)一部ご使用いただけない部位があります。取扱説明書をよくお読みください。