レーザー脱毛は、医師や看護師などの国家資格保持者が施術を行う脱毛で、光脱毛は脱毛サロンや家庭用脱毛器で行う脱毛です。得意とする毛質や効果の出方などが異なるため、目的や希望に適した方法を選択しましょう。

この記事では、レーザー脱毛と光脱毛の違いやそれぞれの特徴、おすすめな方を紹介します。詳しい違いを知りたい方や、どちらを選ぶか悩んでいる方はぜひご一読ください。

目次:

Part1.レーザー脱毛について

レーザー脱毛の特徴・種類・効果について紹介します。

1.レーザー脱毛の特徴

レーザー脱毛は、毛のメラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根の発毛組織(毛母細胞・毛乳頭)を破壊して毛が生えない状態を目指す脱毛方法です。剃毛を行い、短くした毛に照射するため、事前に脱毛したい部分のムダ毛を処理しておく必要があります。レーザー脱毛で使用する機器は、医療機関でしか取り扱いが認められていません。

2.レーザー脱毛の種類

レーザー脱毛で使用される脱毛機は、主に以下の3種類に分けられます。

種類

特徴

アレキサンドライトレーザー

  • 熱破壊式

  • 濃くて太い毛に有効

  • 日焼け肌への照射は基本的に不可

  • 痛みが強い

ダイオードレーザー

  • 蓄熱式・熱破壊式

  • 濃い毛・産毛の両方に有効

  • 日焼け肌にも使用できる可能性がある

  • 痛みが少ない

YAGレーザー

  • 熱破壊式

  • 濃い毛・根深い毛に有効

  • 日焼け肌にも使用できる可能性がある

  • 痛みがかなり強い

レーザー脱毛には大きく分けて3種類のレーザーと、蓄熱式・熱破壊式の2種類の照射方法があります。蓄熱式は、低出力のレーザーを連続で照射し、バルジ領域(毛包の再生を担う細胞を含む領域)を破壊する効果が期待できます。熱破壊式は、毛母細胞(毛を形成する細胞)をターゲットに高出力のレーザーをピンポイントで照射する方法です。

医療機関で使用されるレーザー脱毛機には、それぞれのレーザーを搭載したさまざまな種類の機器があり、毛質や部位に応じた選択が可能です。

※効果の出方や痛みの感じ方には個人差があります。

3.レーザー脱毛の効果

レーザー脱毛は光脱毛と比較して、ムダ毛に対する高い脱毛効果が見込めます。1回の効果で効果を実感できるケースもあり、施術を重ねることで永久脱毛※を目指せます。(一生ムダ毛が生えてこないわけではありません)毛に存在するメラニン色素に作用するため、脇やVIOなどの濃くて太い毛を得意とするケースも多いです。その代わり、白髪への脱毛効果は基本的に得られません。

※FDA(アメリカ食品医療薬品局)やAEA(米国電気脱毛協会)による永久脱毛の定義
  1. 一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が、長期間において減少し、その状態が長期間にわたって維持されること。

  2. 最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める。

Part2.光脱毛について

光脱毛の特徴・種類・効果について紹介します。

1.光脱毛の特徴

光脱毛は、メラニン色素に反応する光を照射して毛根に熱ダメージを加えることで、毛の量や成長を一時的に抑える脱毛方法です。医療行為ではないためエステサロンで取り扱っているケースが多く、機器があれば自宅でも照射できます。レーザー脱毛よりも、肌への負担や痛みが比較的少ないのが特徴です。

2.光脱毛の種類

光脱毛には、主に以下の3種類があります。

種類

特徴

IPL方式

  • 濃く太い毛に有効

  • 日焼け肌には照射できない可能性がある

  • 痛みを感じる場合がある

SSC方式

  • 濃く太い毛・産毛の両方に有効

  • 日焼け肌には照射できない可能性がある

  • ジェルの不快感を覚える可能性がある

SHR方式

  • 産毛・普通の毛に有効

  • 日焼け肌にも使用できる可能性がある

  • 導入していないサロンが多い

光脱毛には大きく分けてIPL方式・SSC方式・SHR方式の3種類の方式があり、毛や肌の状態に応じて選択されます。肌への負担や痛みが少ない傾向があり、毛質・肌質によって適切な方式が選択されます。また照射できる範囲が広いため、レーザー脱毛よりも施術時間を短縮できるのが特徴です。

3.光脱毛の効果

光脱毛は、毛の成長を一時的に遅らせたり、量を減らしたりする目的で行う脱毛方法です。毛根にダメージを与える効果がありますが、毛を作り出す細胞を破壊する効果はなく、期間を空けると再び毛が生えてくる可能性があります。ムダ毛を長期的に薄くする効果が期待できるため、一時的に毛をなくしたい、自己処理をある程度楽にしたい方におすすめです。

Part3.レーザー脱毛と光脱毛の違いを比較

レーザー脱毛と光脱毛の違いを、さまざまな視点から比較してみましょう。


レーザー脱毛

光脱毛

脱毛方法

レーザーで毛根部にある発毛細胞を破壊

広範囲の光を照射し熱で発毛組織にダメージを与える

効果

永久脱毛

一時的な抑毛・減毛

持続期間

約10年

約3~4年

痛み

強い痛みを伴うケースがある

比較的痛みが少ない

頻度

2~3ヶ月ごと

1~3ヶ月ごと

施術時間

全身脱毛で約90~120分

全身脱毛で約60~90分

肌トラブルのリスク

副作用がみられる可能性がある

軽度な副作用がみられる可能性がある

料金

1回にかかる料金が高額

1回あたりの出費が抑えられる

施術者の資格

国家資格を持つ医師・看護師

必要な資格はない

効果を重視する場合はレーザー脱毛、施術の手軽さと1回にかかる費用を考慮する場合は光脱毛が推奨されます。光脱毛に永久脱毛の効果はありませんが、ムダ毛が濃い・多いことで悩んでる場合や、薄くすることが目的の場合は検討してみてください。レーザー脱毛よりも光脱毛のほうが痛みを抑えられる見込みがありますが、レーザー脱毛はクリニックで有資格者が施術を行うため、麻酔の使用が可能です。レーザー脱毛は医療行為であることから、医師・看護師が施術を行う必要があります。一方、光脱毛は照射するうえで資格が必要ないため、家庭用脱毛器があれば自宅でも行えます。

関連記事:【メンズレーザー脱毛】光脱毛との違いは?自宅ケアにおすすめのモデルを紹介

Part4.レーザー脱毛と光脱毛はどっちがいい?

レーザー脱毛と光脱毛は特徴が異なるため、それぞれ以下の方におすすめです。

1.レーザー脱毛がおすすめの方

レーザー脱毛がおすすめなのは、以下のような方です。

  • 少ない回数・短い期間で脱毛を完了したい

  • 永久脱毛をしたい

  • アフターフォローの体制が整った状態で脱毛を受けたい

  • 太い毛や濃い毛への効果を求めている

  • 日焼けをしているけど脱毛を受けたい

レーザー脱毛は、効果を重視したい方に向いています。夏を迎える前に急いで脱毛効果を得たい場合や、日焼け肌で脱毛を受けたい場合におすすめです。脱毛機の種類によっては、脇・ひげ・VIOなどの濃い毛を脱毛して、毛穴まで目立たなくする効果が期待できます。毛質に合わせてレーザーの種類や出力・照射範囲を調整できるため、全身のムダ毛に効果的にアプローチします。

2.光脱毛がおすすめの方

光脱毛がおすすめなのは、以下のような方です。

  • 自分のペースで脱毛をしたい

  • 人に施術してもらうのが恥ずかしい

  • 痛みの少ない脱毛を希望する

  • 照射時間を短くしたい

  • 1回の利用にかかる費用を抑えたい

光脱毛は、自分のペースで脱毛をしつつ照射にかかる時間を短くしたい方や、施術の痛みを軽減したい方におすすめです。特に家庭用脱毛器を使用すると、好きな時に気になる部位に照射できるため、人に施術してもらうことに抵抗を感じる方でも心置きなく脱毛できます。また同じ部位に施術を行った場合、1回の利用にかかる費用がレーザー脱毛よりも低い傾向があります。脱毛サロンでは、お得に受けられるキャンペーンを実施しているケースも多いため、初めて脱毛をする方でも試しやすいです。

Part5.光脱毛は、自宅で使用できる家庭用脱毛器がおすすめ

家庭用脱毛器は、自分の好きなタイミングで使用できるメリットがあります。ムダ毛のセルフケアには、家庭用脱毛器『Ulike Air 10 IPL光美容器』がおすすめです。

Ulike Air 10 IPL光美容器

Ulikeシリーズの人気モデルで、痛みレス技術と集中的ケアでサロン級の仕上がりが期待できる家庭用脱毛器です。

脱毛サロンにならったSHRモードを搭載しているため、産毛・剛毛の両方にしっかりアプローチします。1回の照射で4回連続フラッシュするハイパワー仕様で、毛質・部位に合わせた照射モードを4種類のなかから選択できます。照射口を肌に密着させて照射する簡単操作によって、初めて脱毛器を使用する方にも安心です。

光脱毛といえば、十分な効果が得られるのか不安な方も多いと思いますが、こちらの脱毛器はダブルランプによる高密度パワー26J※1により、約1週間※2でツルスベ効果を実感できる見込みがあります。

高速フラッシュと自動連射機能、3.9㎠の照射面積によって、10分以内で全身1回の照射完了が目指せます。(お手入れにかかる時間には個人差があります)1台で90万発照射※3できるため、家族やパートナーとのシェアにもおすすめです。

※1当社の家庭用光美容器内で。SHRモードによる出力。
※2週3回使用した場合。効果には個人差及び部位差があります。
※3当社の耐久性試験結果。最大90万回照射できます。

Part6.レーザー脱毛と家庭用脱毛器は併用できる?

レーザー治療と家庭用脱毛器は特徴や効果の現れ方に違いがありますが、併用することが可能です。

1.併用時の家庭用脱毛器の使い方

レーザー脱毛と家庭用脱毛器を併用する際は、以下の使い方がおすすめです。

  • レーザー脱毛の施術同士の空き期間に使用

  • 家庭用脱毛器のみを使用する部位を決める

  • レーザー脱毛前に慣らしとして使用する

  • レーザー脱毛の仕上げに使用する

  • レーザー脱毛の打ち漏れケアに使用する

レーザー脱毛と家庭用脱毛器を併用する場合は、家庭用脱毛器をレーザー脱毛の補助として使用しましょう。レーザー脱毛の施術間や、打ち漏れのケア・仕上げに使用することで、ムダ毛残りが少ない仕上がりが期待できます。

また、レーザー脱毛は痛みを伴いやすいため、VIOや脇などの刺激を感じやすい場所に事前に照射し、痛みに慣らす使い方も可能です。

2.併用するメリット

レーザー脱毛と家庭用脱毛器を併用すると、以下のメリットが得られます。

  • 産毛や細い毛を効率的にケアできる

  • 打ち漏れにも脱毛効果が得られる

  • 部位ごとに脱毛方法を選択できる

  • 脱毛完了まで持続的な減毛効果が期待できる

  • 空き期間も気になるムダ毛のメンテナンスが可能

レーザー脱毛と家庭用脱毛器を併用することで、脱毛が完了するまでより毛が目立たない状態で肌が維持できます。レーザー脱毛は産毛や細い毛に対して効果が弱いケースがあり、脱毛完了までに時間がかかる傾向があります。レーザー脱毛で産毛が気にならなくなるまでのあいだは、家庭用脱毛器で産毛のケアをするのもおすすめです。また、顔・・VIOを含む全身脱毛をすべてレーザー脱毛で行うと、費用が高額になりやすいです。

家庭用脱毛器を併用することで、照射が容易な部分のみ光脱毛を行い、それ以外の部分はレーザー脱毛を受ける工夫が可能なため、費用を抑えられる利点があります。

3.併用する際の注意点

レーザー脱毛と家庭用脱毛器を併用する場合は、以下の3点に注意が必要です。

  • 一定の間隔を空けて使用する

  • 効果が弱くなる可能性がある

  • 医師に相談する

レーザー脱毛と家庭用脱毛器を同じタイミングで使用したり、交互に使用したりすると効果が弱くなる可能性があるため、少なくとも2週間ほどは時間を空けて照射しましょう。また、光脱毛を受けている方がその後レーザー脱毛に乗り換える場合も、十分な期間を空ける必要があります。

レーザー脱毛と家庭用脱毛器を同じ部位に行うと、効果が十分に発揮されないケースがあるため、基本的には他の部位での併用が望ましいです。家庭用脱毛器を併用したい場合は、レーザー脱毛を受けているクリニックで相談することをおすすめします。

Part7.まとめ

レーザー脱毛と光脱毛は、効果や持続期間、痛みの出方などに違いがあります。光脱毛は定期的に行うことで継続的な減毛・抑毛効果が期待でき、1回の施術に対する費用を抑えられるメリットがあります。さらに家庭用脱毛器を用いると、自分のタイミングで気になる部分のムダ毛ケアが可能です。Ulikeの家庭用脱毛器は、目的に合わせて選択できる便利さと使い勝手のよさが魅力です。自宅で気軽に行える光脱毛をご希望の方は、検討をおすすめします。