自己処理にかかる手間や肌トラブルを避けたい女性の間で、全身脱毛が注目を集めています。選択肢としては医療脱毛、サロン脱毛、家庭用光美容器などがありますが、それぞれ特徴や費用感、メリット・デメリットが異なります。

この記事では、全身脱毛のメリット・デメリットや料金の目安、医療脱毛とセルフ脱毛の違いについて詳しく解説します。全身脱毛の方法に迷っている女性は、ぜひ参考にしてください。

全身脱毛|メリット・デメリット

全身脱毛は、美容や身だしなみの観点だけでなく、肌トラブルの予防や日常生活の快適さにもつながります。ここでは、なぜ多くの女性が全身脱毛をするのかについて解説します。

なぜ全身脱毛を選ぶ女性が増えているのか

近年、全身脱毛を希望する女性が増加しています。その背景には、ライフスタイルや価値観の変化が大きく影響しています。SNSやメディアの普及により、美しい肌が注目される機会が増え、ムダ毛のない滑らかな肌が一種の美容基準として広がっているのです。

また、自己処理による肌荒れや色素沈着を避けたいと考える方も多く、医療脱毛や家庭用光美容器の普及により選択肢が広がったことも、全身脱毛が特別なことではなくなった一因です。

全身脱毛で得られるメリットとは

全身脱毛には、美容面だけでなく生活を快適にするメリットもあります。

  • 自己処理の手間から解放される

  • 肌トラブルを予防できる

  • 衛生面の改善につながる

  • 急な予定にも対応できる

  • 長期的なコスト削減につながる

カミソリや毛抜きを使った処理は肌を傷つけるリスクがあるだけでなく、定期的に繰り返す必要がありますが、全身脱毛を行うことで、日常的な処理の時間を大幅に減らすことができます。自己処理ではカミソリ負けや埋没毛、色素沈着などの問題が起こることも少なくありません。

全身脱毛によりムダ毛自体が減ることで、これらのトラブルを回避しやすくなり、健やかな肌を維持する助けとなります。ムダ毛があると汗や皮脂が絡まりやすく、においの原因となることがありますが、全身脱毛を行うことで清潔感を保ちやすくなります。旅行や急な予定で「ムダ毛処理をしていたか」を気にする必要がなくなるのもメリットです。

また、自己処理を続ける場合、カミソリや潤滑剤など、消耗品を継続的に購入する必要がありますが、全身脱毛をするとこれらの費用はかからなくなります。

一時的な全身脱毛費用が必要ではあるものの、自己処理にかかるコストや手間を減らすことで、結果として費用の削減につながる可能性もあります。

全身脱毛のデメリットや注意点

全身脱毛には多くのメリットがありますが、注意すべき点も存在します。

  • 費用が高額になる可能性がある

  • 痛みや肌トラブルを伴うことがある

  • 効果を実感するまでに時間がかかる

  • 体調や日焼けによって施術が制限される

  • 永久性には限度がある

医療脱毛は数十万円の費用がかかるケースが一般的であり、他の方法も長期的に見ればまとまった出費が必要です。全身脱毛を検討するときには、事前に予算をしっかり計画しておくことが重要です。医療脱毛では高出力のレーザーを使用するため、施術中にゴムで弾かれたような痛みを感じたり、施術後に赤みや腫れが一時的に現れる場合があります。

信頼できる医療機関でカウンセリングを受け、リスクを理解したうえで施術を受けることが大切です。

(参照:「なくならない脱毛施術による危害」独立行政法人 国民生活センター)

また、全身脱毛は一度で完了するものではありません。毛周期(毛の生え替わりサイクル)に合わせて複数回の施術が必要で、医療脱毛でも1年以上の期間がかかるケースがあります。日焼け直後の肌はやけどや色素沈着のリスクがあり、レーザー照射は受けられない場合もあるため、注意が必要です。

そして、全身脱毛は「永久に毛が生えてこない」わけではなく、長期的な減毛・抑毛効果に留まります。そのため、継続的な施術が必要になり、長期間通い続けなければならないのは、忙しい女性にはデメリットになるでしょう。

全身脱毛|値段・回数

全身脱毛を検討する女性にとって、費用と回数は重要な判断材料です。

ここでは、女性が全身脱毛を考える際に抑えておくべき費用と回数の目安を解説します。

全身脱毛|医療脱毛の値段と回数の目安

医療脱毛は、女性の間で人気の高い選択肢です。高い減毛効果が期待できることや、医師の管理のもとで施術が受けられることが理由として挙げられます。

全身脱毛の値段は、30〜50万円程度が相場ですが、クリニックや照射部位・範囲により異なります。回数の目安は5〜8回程度で、2〜3回目くらいから毛が薄くなる効果を感じ始めるのが一般的です。

ただし、毛質やホルモンバランスにより効果の感じ方には個人差があるため、剛毛な方やVIOのように毛が濃い部位では、様子を見ながら追加施術が必要になることもあります。

全身脱毛|サロン脱毛の料金と回数の目安

サロン脱毛は、レーザーではなく美容ライト(IPL等)を用いるため、医療用レーザーに比べ効果は穏やかな傾向があります。全身脱毛の値段は、20〜30万円程度で、回数は12〜18回程度が目安です。女性にとって、痛みが少ないことは安心材料であり、初めて脱毛を経験する方や痛みが苦手な方に選ばれる傾向があります。

一方で、サロン脱毛の減毛・抑毛効果は医療脱毛より低く、数年経つと再び毛が生えてくるケースもあります。そのため、今すぐに自己処理を楽にしたい、数年間ムダ毛を気にせず過ごしたいという女性にとっての選択肢です。

全身脱毛|家庭用光美容器の料金と回数の目安

忙しい女性の間で人気が高まっているのが、家庭用光美容器です。価格は5〜10万円程度と比較的手が届きやすく、一度購入すれば繰り返し使用できるのが魅力です。2週間〜1か月ごとのペースで数か月継続するのが基本で、永久的な効果ではないですが、自己処理の回数を大幅に減らす効果が期待できます。特に育児や仕事で外出が難しい女性には、自分の好きなタイミングで自宅でケアできる点が大きなメリットです。

全身脱毛はどこまで含まれる?

全身脱毛といっても、実際にどこまで含まれるかは、クリニックやサロンごとに異なります。一般的に含まれる部位は、腕、脚、背中、胸、お腹などですが、やVIOは別料金となる場合もあるため、事前に確認が必要です。

顔の脱毛は化粧ノリを改善し、透明感のある肌に見せる効果が期待できるため、美容目的で選ばれる方が多い傾向があります。VIOについては、衛生面や生理中の不快感軽減のために希望する女性が増えています。契約前にどの範囲が含まれるのか、追加費用が発生するかを、必ず確認しておきましょう。

全身脱毛|医療脱毛とセルフ脱毛どっちがいい?

女性にとって、医療脱毛とセルフ脱毛のどちらが自分に合っているのかは、大きなポイントです。ここでは、それぞれの特徴を女性のライフスタイルに合わせて解説します。

全身脱毛|医療脱毛が向いている方

医療脱毛が向いている方は、以下の通りです。

  • 確実な効果を得たい

  • 長期的な効果を得たい

  • 肌トラブルが起きたときにすぐ対応してほしい

医療脱毛は、短期間でしっかり効果を実感したい方や、忙しく何度も通えない方に適しています。施術は医師の管理下で行われるため、万が一のトラブルにも迅速に対応できるのも医療脱毛のメリットです。将来にわたって自己処理を減らしたいと考える女性に、医療脱毛は向いています。

全身脱毛|セルフ脱毛が向いている方

セルフ脱毛が向いている方は、以下の通りです。

  • コストを抑えたい

  • 自分のペースでケアしたい

  • 他人に見られるのが苦手

家庭用光美容器は、自宅で自由にケアできる点が魅力です。育児中で外出しにくかったり、仕事が忙しかったりして、クリニックやサロンに通う時間が取れない方に向いています。また、プライバシーを重視する方も、他人に見られず一人で処理できるため、家庭用光美容器は選びやすい方法です。

医療脱毛ほどの効果は望めませんが、ムダ毛を薄くして自己処理を楽にするには十分な効果が期待できます。

全身脱毛におすすめ!家庭用光美容器

セルフ脱毛の人気が高まるなかで、女性から支持を集めている家庭用光美容器を紹介します。

1.Ulike Air 10 IPL光美容器

Ulike Air 10 IPL光美容器は、初めて光美容器を購入する方に適したレディース向けのバランスの良いモデルです。肌に優しい3.0サファイア冷却技術を備え、30分の連続照射でも肌温度を16℃以下(※1)にキープして痛みや熱感を抑えます(※2)。サロンで使用する方式に近いSHRモードを搭載し、26Jハイパワーで剛毛にも脱毛効果が期待できます。

Fastモード・Normalモード・Highモード・SHRモードを切り替えることにより、顔やVIOなどのデリケートな部位のケアにも対応可能です(※3)。

最短0.25秒の高速フラッシュ(※4)に加え、自動連続照射機能(※5)で個人差はありますが、全身のケアが8分(※6)でできます。毛髪密度が1週間で77.4%、2週間で92.47%減少したとの試験結果が出ています。(※7)

2.Ulike AirPro S IPL光美容器

Ulike AirPro S IPL光美容器は、軽量で簡単操作ですが機能はしっかりしているコンパクトモデルです。最大22J(※8)で、効果の実感までは個人差がありますが、2週間で変化を感じる方が多いです。2週間で毛髪密度は90.37%減少、長さは78.62%減少したとの試験結果が出ています。(※9)独自の放熱システムを搭載し、肌の表面をひんやりキープしながら痛みの軽減が可能です(※2)。SHRモード搭載で、肌への刺激を抑えながらも全身のケアができます。

コンパクトで使いやすいだけでなく、アタッチメントの付け替えがなく、操作が簡単でコストパフォーマンスにも優れたモデルです。

全身脱毛についてよくある質問

全身脱毛についてよくある質問をまとめました。不安や心配がある女性は、ぜひ参考にしてください。

Q:全身脱毛をしている女性の割合は?

A:明確な調査結果はありませんが、近年は20〜30代の女性を中心に、全身脱毛を経験する方が増えています。自己処理だけで済ませる女性は減少していて、美容意識の高まりとともに、脱毛は特別なケアではなく身だしなみの一部、と考える方が多くなっています。

また、将来的に介護を受けることを見据えて、VIO脱毛を始める40〜50代以降の女性も少なくありません。

Q:全身脱毛は痛い?

A:痛みの感じ方には個人差があり、施術方法や部位によっても異なります。VIOやワキなどの毛が濃い部位は痛みを感じやすいですが、冷却装置や麻酔クリームを使用して軽減することが可能です。医療脱毛は高出力のレーザーを使用するため、ゴムで弾かれたような刺激を伴う場合があります。

一方、サロン脱毛は光(IPL等)を使用し、医療用レーザーとは方式や出力が異なるため刺激を感じにくい傾向があります。また、近年の家庭用光美容器は、痛みを軽減する工夫がされているため、機能を確認しておくとよいでしょう。

Q:全身脱毛の効果はいつから実感できる?

A:一般的には、医療脱毛は2〜3回目から、サロン脱毛は4〜6回目から、家庭用光美容器は数か月の継続使用で変化を感じ始める方が多い傾向があります。

女性は部位ごとの毛質が異なるため、腕や脚は早めに効果を実感しやすい一方で、VIOや顔の産毛は回数を重ねることで少しずつ実感していきます。日常の自己処理が楽になってきたと感じられた時点が、効果が現れ始めているサインですが、個人差が大きいです。

Q:全身脱毛できない・避けた方がいい場合はある?

A:女性特有の注意点として、妊娠中や授乳中の脱毛は避けましょう。ホルモンバランスの変化で毛が濃くなるケースもあるため、出産後に改めて施術を検討するのが一般的です。また、日焼け直後の肌はやけどや色素沈着のリスクが高まるため、施術を避けることが推奨されます。皮膚疾患やアトピー性皮膚炎など、皮膚状態に不安がある方は、施術前に医師へ相談する必要があります。

まとめ

全身脱毛は、美容面だけでなく生活の快適さを向上させる効果も期待できます。医療脱毛は効果と安全性が高く、セルフ脱毛はコストや利便性に優れています。近年は家庭用光美容器の進化により、自宅でも本格的なケアが可能です。自分の好きなタイミングで続けやすい点も、魅力のひとつです。それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分の目的やライフスタイルに合った方法を選びましょう。


(※1)国際認証機関CVCによる試験結果です。
(※2)痛みの感じ方には個人差があります。
(※3)一部使用できない箇所があるため、取扱説明書をご確認ください。
(※4)国際認証機関CVCにて、SHRモードで1秒間に4回フラッシュする際の平均間隔を0.25sとした結果です。
(※5)SHRモードは自動連続照射できません。
(※6)国際認証機関CVCにて、160cmの男女3名を対象とした試験結果。お手入れにかかる時間には個人差があります。
(※7)国際認証機関SGSにて、19〜54歳の女性32名を対象とした前腕の試験結果です。
(※8)国際認証機関CVCによる試験結果です。
(※9)国際認証機関SGSにて、20〜50代の男女34名を対象とした試験結果です。

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