女性ムダ毛処理の方法はいくつかありますが、どう選んだらいいのか迷っている女性も少なくありません。自分に合ったやり方を探す際には、ムダ毛処理のメリット・デメリットや注意点を知っておくのが大切です。この記事では、女性のムダ毛処理についての知識や方法、おすすめの家庭用光美容器ランキング5選を紹介します。ムダ毛についてきちんと知っておきたい方や、家庭用光美容器を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次:

Part1.ムダ毛とは?

女性にとって、ムダ毛処理は日常的なケアのひとつです。見た目の美しさや清潔感だけでなく、快適な生活を送るためにも重視されています。

1.毛の構造

「毛」とは、主に以下のような構造から成り立っています。

  • 毛幹

  • 毛根

  • 毛乳頭

  • 毛母細胞

毛幹は皮膚から出て見えている部分で、内部から押し出されてきた部分です。毛根は皮膚の内側にあり、毛乳頭が、毛の栄養供給を担う司令塔の役割を果たしています。毛乳頭の上の毛母細胞が分裂して、毛が成長する仕組みです。

2.ムダ毛処理の頻度は毛周期に合わせる

毛は「成長期・退行期・休止期」のサイクルで生え変わります。毛母細胞が細胞分裂する「成長期」から、成長が終わり毛が抜けるまでの「退行期」、次の成長期までの「休止期」に分けられます。特に、光脱毛や医療レーザー脱毛のように毛根にダメージを与える方法は、成長期の毛にしか反応しません。ただ、毛周期には個人差があるため、ムダ毛処理をするタイミングを見極めるのは困難です。

ムダ毛処理は一般的に1〜数週間おきにする女性が多いですが、部位や方法、濃さなどによって、肌に負担のかからないように適した頻度で行うのが大切です。

Part2.ムダ毛処理とは

ムダ毛処理は、その方法や目的により、メリットやデメリットもさまざまです。見た目を整えるだけでなく、衛生管理や気分の向上など、女性にとって多方面にメリットのあるセルフケアと言えるでしょう。

1.女性が処理することの多いムダ毛

女性にとってムダ毛処理頻度の高いのは、以下のような部位が挙げられます。

  • 背中

  • VIOなど

季節的に夏場は露出が増えるため、脇や腕、背中、脚のムダ毛処理を行う方が多いでしょう。顔のムダ毛処理は主に産毛を指していて、化粧ノリがよくなる、くすみ防止などに効果が期待でき、美容意識の高い女性にとって重要なケアポイントです。VIOはアンダーヘアを処理することで、若い世代にとっては見栄えやムレ防止などが主な目的ですが、近年は衛生的観点から処理する方が増えています。将来的に介護が必要になったときに備え、陰毛を処理しておくためにとVIO脱毛を始める50代以上の女性も、近年多くなってきています。

2.ムダ毛処理のメリット

ムダ毛処理のメリットは、以下のようなものが挙げられます。

  • 見た目の清潔感アップ

  • 化粧ノリが良くなる(顔)

  • 肌が明るく見える

  • 不快感の軽減など

他者の目に触れやすい部位は、処理により清潔感がアップして印象が良くなるのがメリットです。顔の産毛を処理すると化粧ノリが良くなり、他の部位も含め肌のトーンが明るく見えることもあります。また、汗や皮脂が溜まって雑菌が繁殖するのを防げるため、不快感(ムレ・臭い・かゆみなど)が軽減される効果も期待できます。

3.ムダ毛処理のデメリット

ムダ毛処理のデメリットは、以下の通りです。

  • 肌トラブルの可能性

  • 方法によっては痛みがある

  • 初期費用がかかるなど

ムダ毛処理の頻度にもよりますが、頻繁な処理により皮膚の表面が摩耗し、バリア機能が低下することで肌トラブルを招く可能性があります。特にカミソリや脱毛ワックス、家庭用脱毛器(ローラー式)は肌への負担が大きいため、注意が必要です。

脱毛ワックス、家庭用脱毛器(ローラー式)、医療脱毛(レーザー)は、個人差はありますが痛みを伴うこともあり、痛みが苦手な方は避けた方が良いでしょう。また、初期費用は方法によりさまざまですが、カミソリや除毛クリーム、脱毛ワックスは消耗品のため定期的な買い替えが必要で、医療脱毛の費用は高額になる可能性があります。家庭用光美容器や電気シェーバー、家庭用脱毛器は初期費用がかかりますが、自宅でセルフケアを継続することができます。

Part3.女性のムダ毛処理の注意点

女性がムダ毛処理を行う際には、以下のようなことに注意して行ってください。ケガやトラブルを予防するためにも、覚えておきましょう。

肌の状態が良いときに行う

ニキビや湿疹、乾燥がひどいときなど、肌の状態が良くないときは、症状が悪化する恐れがあるため、ムダ毛処理は控えましょう。特に敏感肌の女性は、ムダ毛処理を行う前に化粧水や乳液で肌を保湿し、バリア機能を高めておくことが大切です。なるべく肌の負担にならないように、頻度を少なくしたり、肌に優しい方法を選んだりする工夫をしましょう。

肌トラブルに注意

ムダ毛処理で多い肌トラブルは、カミソリによる皮膚の切創や肌荒れ、毛抜きによる毛穴の炎症である毛嚢炎(もうのうえん)などがあります。カミソリを使用する際は乾いた状態は避け、シェービングクリームやジェルを使用することで、肌への負担を軽減できます。除毛クリームや脱毛ワックスの成分が合わずに肌荒れすることもあるため、使用前にパッチテストを行いましょう。

毛嚢炎の予防のためにも清潔な器具を使用し、処理後には適切な方法で冷却や保湿を行い、炎症が長引く場合には、皮膚科を受診してください。

ムダ毛処理方法の選択は慎重に

肌のタイプや毛の太さ、密度、処理頻度によって、適した方法は異なるため、慎重に選択しましょう。長期的なコスト・肌への負担・希望する効果を比較し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

また、いつからムダ毛処理をすべきか、どのような方法があるのかとお悩みの女性も少なくありません。ムダ毛が気になり始めるのは10代頃からかもしれませんが、例えば医療脱毛ではクリニックにより年齢制限や保護者の同意が必要な場合があります。逆に、シニア世代の女性だと白髪にはレーザー脱毛や光美容器が難しく、適応しないケースもあります。

Part4.女性のムダ毛処理方法一覧

女性のムダ毛処理にはさまざまな方法・やり方があります。目的や肌質、毛の濃さなどに応じて、自分に合った方法を選択しましょう。

1.毛根にダメージを与える【家庭用光美容器・エステ脱毛・医療脱毛】

家庭用光美容器エステ脱毛医療脱毛は、発毛組織に熱エネルギーを与え、再生能力を弱らせます。ただし、医療脱毛やエステ脱毛は費用が高額になるため、慎重に選ぶ必要があります。家庭用光美容器は初期費用はかかりますが、購入後は自宅で好きなタイミングでムダ毛処理ができるため、長期的に見ると経済的な選択となることも多いです。

2.毛根から抜く【毛抜き・脱毛ワックスなど】

毛根から抜く方法は、処理の時間や痛みがあることもあります。毛抜きは手作業で抜くため時間がかかりますが、狭い範囲ならば有効です。脱毛ワックスは、広範囲の毛を一気に処理でき、サロンだけでなく自宅でも処理できます。

ただし、毛穴の開きや炎症を起こすリスクがあるため、敏感肌の女性は注意が必要です。

3.毛幹だけ処理する【カミソリ・ハサミ・電気シェーバー・除毛クリームなど】

皮膚表面の毛幹だけを取り除く処理法は、即効性があり取り入れやすいのが特徴です。カミソリは手に入れやすいメリットもありますが、肌を痛める可能性もあるため、こまめに刃を交換する、女性用の潤滑剤付きカミソリを選ぶなどの工夫をするとよいでしょう。ハサミは毛の量を減らしたり、整えたりするのに使用し、カミソリと同じく肌を傷つけないように注意しながら処理する必要があります。

電気シェーバーは肌に直接刃が触れないため負担が少なく、腕や脚用、VIO用など部位ごとの専用製品も豊富です。除毛クリームは毛を分解する化学成分を含むため、薬剤が合わず肌荒れやアレルギー反応を引き起こすことがあります。必ずパッチテストを行ってから使用しましょう。

関連記事:男性がムダ毛を処理すべき場所は?家庭用脱毛器の選び方やおすすめ5選なども紹介

Part5.女性におすすめ!家庭用光美容器ランキング

女性が自宅でムダ毛処理をするために、使いやすくコスパの良い、おすすめな家庭用光美容器ランキング5選を紹介します。家庭用光美容器を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1位:Ulike Air 10 IPL 光美容器

独自の「サファイア冷却技術」により、照射時の熱感を感じにくい設計の、女性にとって使いやすいモデルです。最大照射回数は約90万回あり、VIOや顔などのデリケートな部位を含めた全身に対応しています。毛密度が1週間で77.4%、2週間で92.47%減少と、効果を実感しやすいのが特徴です。(※1)ダブルランプを採用し、「ハイパワーなのに肌に優しい」を実現しています。Fastモード・Normalモード・Highモード・SHRモードを切り替えることで、照射パワーを調節し、毛質や部位を幅広くカバーできます。

Ulike Air 10 IPL光美容器』製品スペック

価格

64,800円(税込)

脱毛方式

フラッシュ式

本体サイズ(幅×高さ×奥行き)

68mm×206mm×54mm

重量

360g

使用可能部位

顔・VIO含む全身(一部を除く)

アタッチメント

なし

照射面積

3.9cm2

照射回数

約90万回

パワー調節段階

4モード

電源方式

コード式

消費電力

90W

公式サイト

Ulike Air 10 IPL光美容器

 

2位:Ulike Air Pro S IPL 光美容器

コンパクトながら1台で全身に対応し、自動連続照射モードにより、短時間で広範囲のケアが可能な女性に扱いやすいモデルです。SHRモードを搭載し、肌への負担を軽減しながらムダ毛に強力にアプローチできます。

独自の放熱システムにより、30分連続使用でも熱や刺激を抑え、痛みを感じにくい(※2)ことも、快適に処理を継続するためには重要です。また、個人差はありますが、2週間で毛髪密度が90.37%減少するとされています。(※3)

Ulike AirPro S IPL光美容器』製品スペック

価格

49,800円(税込)

脱毛方式

フラッシュ式

本体サイズ(幅×高さ×奥行き)

59mm×180mm×37mm

重量

278g

使用可能部位

顔・VIO含む全身(一部を除く)

アタッチメント

なし

照射面積

3.3cm2

照射回数

約90万回

パワー調節段階

4モード

電源方式

コード式

消費電力

90W

公式サイト

Ulike AirPro S IPL光美容器

 

3位:パナソニック ES-WG0B 光美容器 スムースエピ パワー&クール

 

冷却プレートが搭載されているため、照射と同時に肌をクールダウンし、肌へのダメージを抑えながら効率よくムダ毛処理します。ワイドアタッチメントの使用時は照射面積が広く、太ももや背中など広範囲の部位に使いやすいのがポイントです。アプリと連動することで、お手入れの記録が確認できて効率的に使用できます。

『パナソニック ES-WG0B 光美容器 スムースエピ パワー&クール』製品スペック

価格

オープン価格:105,789〜119,890円(税込)

脱毛方式

フラッシュ式

本体サイズ(幅×高さ×奥行き)

75mm×232mm×56mm(フェイス&ボディ用アタッチメント装着時)


70mm×170mm×56mm(コントローラー)

重量

約380g(照射部のみ、いずれかのアタッチメント取付時)


約890g(アタッチメント取付時、電気コード以外)

使用可能部位

脚、腕、脇、手、胸、お腹、VIO、顔(ヒゲ含む)

アタッチメント

3種類

照射面積

6.8cm2(ワイドアタッチメント)

照射回数

約30万回

パワー調節段階

5段階出力/3モード

電源方式

コード式

消費電力

約85W/約105W

4位:ブラウン PL-5117-VIO 光美容器・VIOシェーバーセット シルクエキスパート Pro5

毎秒約80回肌の色を読み取り、光量を自動調節するシステムを搭載しています。連続モードと単発モードを切り替え、アタッチメント交換で部位ごとに対応可能です。継続的に使用することで、毛穴が目立たなくなる美肌効果も期待できます。

『ブラウン PL-5117-VIO 光美容器・VIOシェーバーセット シルクエキスパート Pro5』製品スペック

価格

オープン価格:44,674〜45,128円(税込)

脱毛方式

フラッシュ式

本体サイズ(幅×高さ×奥行き)

70mm×185mm×50mm

重量

275g

使用可能部位

女性:脚、腕、脇、ビキニライン、顔(頬骨より下の部分)、VIO


男性:胸、背中、腕、お腹周り、脚、VIO

アタッチメント

2種類

照射面積

-

照射回数

約40万回

パワー調節段階

通常・やわらか:10段階


超やわらか:最弱のみ

電源方式

コード式

消費電力

75W

5位:リファ エピ クール

熱ダメージを和らげる「アイストーニングシステム」を採用し、敏感肌の方にも優しい仕様です。女性ムダ毛処理と同時に毛穴へアプローチし、肌を美しく整える効果も期待できます。携帯性が良いため、旅行や出張先でも使用したい方にも向いています。

『リファ エピ クール』製品スペック

価格

68,200円(税込)

脱毛方式

フラッシュ式

本体サイズ(幅×高さ×奥行き)

80mm×215mm×65mm

重量

390g

使用可能部位

顔・脇・脚・腕・VIO・お腹・指・口周り

アタッチメント

2種類

照射面積

3.4cm2

照射回数

約30万回

パワー調節段階

3モード/5段階出力

電源方式

コード式

消費電力

最大100W

Part6.女性のムダ毛処理に関するよくある質問

女性のムダ毛処理でよくある質問をまとめました。肌を傷めずムダ毛処理を行うためにも、参考にしてください。

Q:ムダ毛処理は生理中や妊娠中にできますか?

A:生理中や妊娠中は、できるだけムダ毛処理は避けた方が良いでしょう。ホルモンバランスが変化することで肌が敏感になる傾向があるため、処理による刺激で炎症や色素沈着が起こりやすくなる可能性があります。どうしても処理する必要がある場合は、電気シェーバー・ハサミなどの肌に優しい方法で行うことをおすすめします。

Q:ムダ毛処理の前準備は必要ですか?

A:ムダ毛処理の前には、準備が必要です。肌を洗って清潔にして保湿をし、十分に乾燥させてから処理を始めましょう。光美容器使用時は長い毛をあらかじめ剃っておくことで、光が毛根に届きやすくなります。

Q:ムダ毛処理はどこから始めたらいいですか?

A:初めての方は、脇や腕などのリスクが少ない部位から始めるのがおすすめです。慣れてきたら、VIOや顔などのデリケートな部分へと慎重に処理範囲を広げていきましょう。また、器具を正しく使用し、肌トラブルを起こさないように注意が必要です。

まとめ

女性のムダ毛処理は、美容目的だけでなく、自分を大切にするセルフケアの一環でもあります。やり方次第で肌の状態にも影響するため、適切な方法を選び、丁寧なケアを心がけましょう。家庭用光美容器は、安全性や効果、コスパのバランスが良く、現代女性のライフスタイルに合った選択肢のひとつです。目的や肌質に合った処理方法を見つけて、快適な毎日を過ごしましょう。

(※1)国際認証機関SGSにて、19~54歳の女性32名を対象とした前腕の試験結果
(※2)痛みの感じ方には個人差と部位差があります。
(※3)国際認証機関SGSにて、20~50代の男女34名を対象とした試験結果