永久脱毛と医療脱毛の違いとは？医療で永久脱毛の効果・注意点・家庭用脱毛器についても紹介

『永久脱毛』や『医療脱毛』という言葉を耳にする機会は増えていますが、実際にどのような特徴や、どの程度の変化が期待できるのか分からない方は多いのではないでしょうか。

施術の仕組みや費用、受ける際の注意点など、理解しておきたい要素はいくつかあります。情報を整理することで検討しやすくなるといえるでしょう。さらに、医療機関では肌の状態を踏まえた判断が行われます。そのため、事前に基本的な考え方を把握しておくと安心です。

この記事では、医療で永久脱毛に関する基礎知識をまとめ、自宅での家庭用脱毛器を使ったケアとの違いも含めて分かりやすく紹介します。

目次：

Part1.医療脱毛と永久脱毛の違い

医療脱毛と永久脱毛は似た表現に見えますが、示す内容には明確な違いがあり、脱毛を検討する際には、この点を誤解しないことが大切とされています。

永久脱毛は医療行為としての正式名称ではなく、『長期的に毛が生えにくい状態が続く現象を指す効果の呼び方』として用いられます。一方の医療脱毛は、医療用レーザーを用いて毛の成長に関わる組織へピンポイントに働きかける施術であり、照射の強度や肌の状態を医師の管理下で確認しながら進められる点が特徴です。

これらの違いを整理して理解しておくことで、過度な期待や誤解を避けやすくなり、施術内容を検討する際の安全性にもつながるといえるでしょう。また、医療脱毛では肌質や毛の特徴によって照射の可否や出力が調整されるため、基礎的な違いを把握しておくことが安心につながります。

Part2.医療脱毛による永久脱毛の効果と注意点

医療による永久脱毛は、毛が長期的に生えにくい状態を目指す方法として注目されている施術です。ただし、仕組みや感じ方には個人差があり、施術を受けるうえで理解しておきたい注意点もあります。ここでは、医療脱毛による永久脱毛の効果と注意点を紹介します。

1.医療脱毛による永久脱毛の効果

医療脱毛による永久脱毛の効果は、毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域など毛の成長に関わる組織に医療用レーザーが反応し、長期的に毛が生えにくい状態を目指す点にあります。照射を重ねるにつれて毛量や太さが徐々に変化しやすく、自己処理にかかる負担を減らしやすいとされています。ただし、毛には成長期・退行期・休止期といった周期があることから、一度の照射だけで十分といえるものではなく、複数回の施術を通じて変化を確認していく流れが一般的です。

また、部位によって毛の太さや密度が異なり、毛質や肌質によっても反応は異なるため、現れ方に差が生じる場合もあることを理解しておくと安心です。

2.医療脱毛による永久脱毛の注意点

医療脱毛を受ける際には、効果だけでなく注意点も理解しておきましょう。レーザーは毛のメラニンに反応するため、日焼けや肌に赤みがある状態では照射できない場合があります。また、施術後に一時的な赤みや熱感が現れる場合もありますが、多くは時間の経過とともに落ち着くとされています。さらに、毛質や肌質によって反応に差が生じることから、想定していたよりも変化がゆっくり進むケースも。安全に進めるためには、医師の診察を受けながら肌状態を確認し、無理のない間隔で施術を重ねることが重要です。

Part3.医療脱毛による永久脱毛は安い？値段・料金は？

医療による永久脱毛の料金は、部位や回数、使用される機器によって幅があります。費用を比較する際には、施術に含まれるサービスや通院間隔、追加料金の有無を確認しておくことが重要です。ここでは、代表的な部位ごとの費用相場を紹介します。

1.顔

顔の医療脱毛による永久脱毛は産毛が中心で、変化がゆっくり進む傾向があるとされています。料金はクリニックによって幅がありますが、顔全体の施術は5回でおよそ8万〜15万円前後が目安とされ、額・頬・鼻下・あごなどをまとめたセットで案内されることが多いようです。顔は皮脂量や乾燥具合など日々の肌状態に影響を受けやすいため、照射時には出力を丁寧に調整しながら進めることが重要です。また、鼻下やあごなど部位ごとに毛の濃さが異なることから、変化の実感に差が出る場合もあります。施術前後はメイクやスキンケアの扱いに注意し、肌を整えておきましょう。

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2.ヒゲ

ヒゲは毛が太く密度も高く、医療脱毛の変化を実感しやすい部位とされています。一方で痛みを感じやすい箇所でもあるため、出力の調整や麻酔の有無を相談しながら進めることが大切です。料金はクリニックごとに差がありますが、口周りやあごを含むヒゲ脱毛は5回でおよそ7万〜10万円前後が目安とされます。照射を重ねることで毛量が徐々に変化し、青みが気になりにくくなるケースもあります。ただし、毛質や肌質によって反応は異なるため、適切な間隔で施術を重ねることが重要です。

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3.脇

脇はヒゲと同様に毛が太く密度も高いことから、比較的変化を実感しやすい部位といわれます。料金はクリニックごとに幅がありますが、5回でおおよそ1万〜2万円前後が目安とされています。脇は汗や摩擦の影響を受けやすい部位でもあり、施術後は一時的に刺激を感じることがある部分です。ゆったりした衣服を選ぶなど肌への負担を避け、施術前後の保湿を丁寧に行うと安心です。

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4.腕

腕の医療脱毛は、部位によって毛の濃さが異なるため、変化の現れ方に差が出やすいといわれています。料金はクリニックごとに幅がありますが、ひじ下やひじ上を含む腕全体は5回でおよそ6万〜10万円前後が目安です。腕は露出の機会が多く、特にひじ下は毛が目立ちやすいため、施術が進むことで見た目の印象が整いやすい点が特徴です。また、日常的に衣服との摩擦を受ける部位でもあります。施術後は保湿を行い肌状態を整えましょう。

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5.脚

脚の医療脱毛による永久脱毛は、太ももやひざ下など部位によって毛の太さや密度が異なるため、変化の現れ方に差が生じやすいとされています。料金はクリニックによって幅がありますが、太ももやひざ下を含む脚全体は5回でおよそ10万〜13万円前後が目安とされています。脚は面積が広く、自己処理では剃りムラや黒いポツポツが気になりやすい部位でもあるため、施術を進めることで見た目の仕上がりが整いやすい点がメリットといえるでしょう。ただし、広範囲に紫外線を受けやすい部位でもあります。施術前後は日焼け対策を丁寧に行い、肌状態を整えながら進めましょう。

6.VIO

VIOの医療脱毛は、皮膚がデリケートで毛が太いことから、痛みを感じやすい部位とされています。そのため、出力調整や麻酔の有無を事前に相談しながら進めることが大切です。料金はクリニックによって差がありますが、VIO全体の施術は5回でおよそ3万〜10万円前後が目安になります。デザインの希望や残したい毛量によっても照射方法が変わるため、事前のカウンセリングが重要です。さらに、粘膜に近い部分は反応に差が出やすく、変化の進み方が他の部位よりゆっくりになる場合もあります。このため、経過を確認しながら段階的に進めると安心です。

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7.全身

全身の医療脱毛による永久脱毛は、顔・VIOを含むかどうかで施術範囲が大きく変わるため、料金や所要時間に幅が出やすいのが特徴です。一般的な全身脱毛（顔・VIOを除く）の料金は、5回でおよそ10万〜30万円前後が目安とされています。顔やVIOを含む場合は、もう少し高額になると考えておきましょう。広い範囲を一度に照射するため、施術は複数回に分けて進められることが多く、スケジュール管理が重要です。

 また、部位ごとに毛質や密度が異なることから、変化の現れ方にも差が生じやすいとされています。安全に進めるためには、事前に肌状態を確認してもらいながら、無理のない間隔で施術スケジュールを組みましょう。

Ulike X+ IPL光美容器

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Part4.家庭用脱毛器を使えば自宅でも永久脱毛できる？

家庭用脱毛器は、医療脱毛とは仕組みや照射できる出力が異なるものの、自宅で好きなときにケアできる手軽さが魅力です。通院の時間を取りにくい方や、まずは自分のペースでムダ毛ケアを始めたい方に向いているといえます。ここでは、医療脱毛で永久脱毛をするか、セルフケアから始めるか迷っている方のために、おすすめの家庭用脱毛器を2つ紹介します。

1.永久脱毛を受けるか迷っている男性には『Ulike X+IPL光美容器』

 医療脱毛に興味はあるものの、「通う時間が取りにくい」「痛みが心配」と感じる男性には、『Ulike X＋ IPL光美容器』のような家庭用脱毛器から始める方法もあります。

Ulike史上最高クラスとされる28J（※1）のパワーを備えていて、男性の太く密度の高いヒゲにもアプローチしやすいのが特徴です。広い波長域（550〜1200nm）を採用しているため、腕や脚、VIOなど全身（※2）のケアに使える汎用性もあります。

さらに、刺激に配慮したSHRモード（※3）や、照射面を冷却するサファイア冷感技術、肌の色を検知してパワーを最大10段階（※4）から自動調整するスキンセンサーなど、多くのサポート機能を搭載。自動連続照射で、短時間でケアしやすい点も魅力です。まずは自宅で無理なく始めたいメンズにとって、検討しやすいモデルといえます。

2.自宅でリラックスして脱毛したい女性には『Ulike Air 10 IPL光美容器』

『Ulike Air 10 IPL光美容器』は、快適さとハイパワーの両立を目指したモデル。自宅でも本格的なケアを始めたい女性に向いています。

進化したダブルランプ設計により、26J（※5）の高パワーを複数回に分けて照射（※6）でき、肌への負担に配慮しながら広い範囲をスピーディーにケアできるのが特徴です。独自のサファイア3.0冷感技術が搭載されていて、照射面が冷却されることで刺激を感じにくい使用感を目指しています。

また、SHRモード（※3）や最短0.25秒の高速照射、自動連射機能（※7）など、使いやすさを支える機能も充実。顔からVIOまで細かな部位に使いやすく、忙しい日でも短い時間でお手入れしやすい構造です。家族とシェアしやすい点も魅力で、コストを抑えながら自宅ケアを続けたい方、自宅でのリラックスタイムにケアしたい方に検討しやすい一台です。

Part5.医療脱毛と永久脱毛に関するよくある質問

医療脱毛による永久脱毛については、施術回数や効果の持続、痛みなど、気になる点が多いといわれています。事前に基本的な疑問を整理しておくことで、施術内容を理解しやすくなり、安心して検討しやすくなるでしょう。ここでは、医療脱毛と永久脱毛に関するよくある質問を紹介します。

Q：医療脱毛で永久脱毛をすると何回くらいで終わる？

A：医療脱毛で永久脱毛を目指す場合、毛周期に合わせて複数回の施術が必要とされます。一般的には5〜8回程度を目安だといわれていますが、毛質や密度、肌状態によって適切な回数は変わるため、メンズや毛の濃さが気になる女性は、さらに多くの回数が必要となるかもしれません。また、部位によっても変化の現れ方に差があります。医師の診察を受けながら進めましょう。

Q：医療脱毛とサロン脱毛では永久脱毛効果にどんな違いがある？

A：医療脱毛は医療用レーザーを使用するため、毛の成長に関わる組織へ働きかけることができ、より長期的な減毛を目指す方法とされています。一方、サロン脱毛は光脱毛が中心で、いわゆる永久脱毛と呼ばれる効果ではなく、減毛・抑毛効果にとどまる点に注意が必要です。どちらが適しているかは、肌質や希望のペースによって異なります。

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Q：医療脱毛は痛いって本当？

A：医療脱毛は、毛が太い部位ほど刺激を感じやすいとされますが、痛みの感じ方には個人差があります。照射時の刺激は輪ゴムで弾かれたような感覚と表現されることが多く、出力調整や冷却、麻酔クリームの使用によって軽減することも可能です。不安がある場合は、事前に相談しておきましょう。

Q：医療脱毛で永久脱毛をした後、毛は本当に一生生えてこないの？

A：医療脱毛は長期的に毛が生えにくい状態を目指す方法とされていますが、ホルモンバランスの変化や加齢の影響により、細い毛が再び生えてくる場合もあります。ただし、施術前より毛量が増えることは少ないとされています。完全になくなるかどうかは個人差があるため、その点を理解しておくと安心です。

Q：永久脱毛後に家庭用脱毛器を使用してもいい？

A：医療脱毛後に家庭用脱毛器を使用すること自体は可能とされていますが施術直後は肌が敏感になりやすいため、日を空けてから使うのが一般的です。赤みや乾燥が残る場合は無理に使用せず、肌状態が落ち着いてから家庭用脱毛器を使用しましょう。不安や疑問がある場合は、使用前に医師へ相談すると安心です。

まとめ

医療脱毛と永久脱毛は密接に関係する言葉ですが、まったく同じ意味ではありません。厳密には、永久脱毛に近い効果を得られるのは医療脱毛であり、医療機関だからこそ出力の高いレーザーを使用できます。一方で、ムダ毛ケアには自宅で使える家庭用脱毛器など、医療脱毛以外の選択肢も存在します。使用する機器の出力や照射できる範囲、ケアできるペースなどに違いはありますが、どの方法も「ムダ毛を減らしたい」という目的を叶えるための手段です。最近では、パワーや冷却機能が進化した家庭用モデルも増え、「通院する時間が取りづらい」「まずは手軽に始めたい」「痛みを抑えて自分のペースで続けたい」といったニーズにも応えられるようになっています。医療脱毛で専門的にしっかりケアしたいのか、家庭用脱毛器でスキマ時間に続けたいのか、どちらにもメリットがあるため、重視したいポイントに合わせて選ぶことで、ムダ毛ケアを無理なく続けられるでしょう。

（※1）国際認証機関CVCによる試験結果。No. WTS2024-1748。

（※2）一部使用できない箇所があります。取扱説明書をご確認ください。

（※3）照射モードのひとつ。一回照射で、4回連続フラッシュするというIPL蓄熱式照射技術を指す。

（※4）Highモードでは10段階、Normalモードでは6段階の出力調整を自動で行います。

（※5）当社の家庭用光美容器内で。SHRモードによる出力。

（※6）SHRモード、ファストモード、ハイモード使用の場合。

（※7） SHRモードは自動連続照射できません。