「脱毛クリームで永久脱毛できる」と耳にしたことはありませんか？実際のところ、脱毛クリーム（除毛クリーム）は毛を根元から処理する医療的な永久脱毛とは異なり、表面の毛を化学的に溶かして除去するアイテムです。薬局や通販で手軽に購入できる反面、正しい使い方を知らないと肌トラブルにつながることもあります。
この記事では、脱毛クリームで永久脱毛ができない理由や部位別の効果、安全に使うための注意点とともに、脱毛クリームとの併用がおすすめの家庭用脱毛器を男性・女性に向けてそれぞれ紹介します。
目次：
Part1.脱毛クリームは永久脱毛できる？
薬局や通販で手軽に購入できる脱毛クリームは、『塗るだけでムダ毛がなくなる』と人気のアイテムです。しかし、永久脱毛のように毛根そのものを処理する効果があるのかは、誤解されやすい点でもあります。ここでは、その違いを詳しく見ていきましょう。
1.脱毛クリームでは永久脱毛できない
冒頭でも紹介した通り、脱毛クリームでは永久脱毛はできません。脱毛クリームは、チオグリコール酸カルシウムなどの成分によって毛のタンパク質を分解し、表面の毛を溶かして除去する仕組みです。つまり、毛根や毛乳頭（毛を生やす組織）には作用せず、時間が経てば再び毛が生えてきます。また、毛には『成長期・退行期・休止期』という毛周期があり、脱毛クリームで除去しても成長期の毛根は活動を続けています。そのため、数日〜1週間ほどで再び毛が目立つようになるケースも少なくありません。こうした理由から、医療レーザーやニードル脱毛のような『永久脱毛』とは根本的に異なる仕組みだといえるでしょう。あくまで一時的な除毛方法として活用されるものであるため、効果を持続させたい場合は定期的な使用が必要です。
2.『永久脱毛できるクリーム』が存在しない理由
『永久脱毛ができる』とうたう脱毛クリームは、実際には薬機法上の表現として認められていません。永久脱毛は医療行為に分類され、医療機関でのみ提供できる処理方法です。脱毛クリームは『化粧品』または『医薬部外品』として販売されているもので、その効果は毛を溶かして一時的に取り除く範囲に限られます。薬局などで販売されている市販品の中には、強い成分を配合したものもありますが、毛根に作用して永久的な効果を得ることは不可能です。誇大広告に惑わされず、正しい知識を持って選ぶことが大切といえるでしょう。
Part2.永久脱毛の脱毛クリームに期待できる部位別の効果
脱毛クリームでは永久脱毛のように毛根を処理することはできませんが、部位によっては満足できる除毛効果が得られる場合もあります。毛の太さや密度、皮膚の厚みには個人差があるため、部位に合った使い方を意識することが大切です。ここでは、代表的な部位ごとの効果と注意点を紹介します。
1.ヒゲ
ヒゲは体毛の中でも特に太く硬いため、脱毛クリームでは十分に除去できないことが多い部位です。表面の毛は溶かせても、毛根が深く密集していて再生が早く、数日でチクチクとした感触が戻ることもあります。また、顔の皮膚は刺激に敏感なため、濃度の高い製品を使用すると赤みやヒリつきが生じる恐れがあります。使用する場合は『顔用』や『敏感肌用』と明記された製品を選び、まずは狭い範囲でテストするのが安心です。
関連記事：除毛クリームは顔にも使える？顔除毛クリーム以外の処理方法やおすすめ家庭用脱毛器を紹介
2.すね毛
すね毛は比較的太さが一定であり、広範囲にムラなく塗りやすい部位であるため、脱毛クリームの効果を実感しやすい箇所のひとつとされています。特に夏場の短パンやスカート着用時などに使用する方が多く、短時間で処理できる点が魅力です。ただし、メンズや剛毛の女性など、毛が密集している方は一度で溶けきらないこともあるため、再塗布の際は時間をあけ、肌への負担を抑える必要があります。処理後はしっかり保湿を行い、乾燥や粉吹きを防ぎましょう。
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3.脇毛
脇はクリニックの永久脱毛でも人気の部位ですが、汗腺や皮脂腺が集中していて、刺激を受けやすいデリケートな箇所です。脱毛クリームを使うと、表面の毛は短時間で溶けてつるつるとした仕上がりになります。特に毛が細い人や、処理頻度の高い人は、自己処理の手間を軽減できるでしょう。一方、毛が太い人の場合はわずかに残ることもあるため、完全に処理したいときは複数回のケアを重ねるのがおすすめです。処理後は制汗剤やアルコールを含む製品の使用を控え、保湿ケアを優先しましょう。また、黒ずみが気になる場合は、美白ケアを取り入れている人も多いかもしれませんが、脱毛クリームを使用した直後は肌が敏感な状態にあります。美白成分が刺激となることもあるため、肌の赤みやほてりが落ち着いてからスキンケアを行ってください。
4.陰毛（VIO）
陰毛（VIOライン）は、皮膚が薄く粘膜に近いため、刺激を受けやすい非常にデリケートな部位です。商品によっては陰毛（VIO）への使用はNGの場合もあります。脱毛クリームを使う際は、必ず『VIO専用』や『デリケートゾーン用』と明記された製品を選びましょう。一般的なボディ用クリームを使用すると、ヒリヒリ感や炎症などのトラブルを起こす恐れがあります。永久脱毛と違い、脱毛クリームは表面の毛を溶かすものであるため、数日〜1週間ほどで再び毛が目立ち始めます。効果を保ちたい場合は、肌の状態を見ながら定期的にケアを行うことが大切です。処理後は通気性の良い下着を選び、保湿を欠かさないことで、かゆみや黒ずみを防ぎましょう。
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Part3.男性向け＆女性向け｜脱毛クリームとの併用がおすすめの家庭用脱毛器
脱毛クリームは一時的な除毛に優れていますが、永久脱毛のような持続効果を得ることはできません。自宅でのセルフケアで、より長くなめらかな肌を保ちたい場合は、家庭用脱毛器との併用が効果的です。ここでは、男性・女性それぞれにおすすめの脱毛器を紹介します。
1.剛毛が気になるメンズには『Ulike X+IPL光美容器』
Ulike史上最高パワーの最大28J（※1）を誇る『Ulike X＋ IPL光美容器』。男性の太く硬い毛にもアプローチできる広波長テクノロジー（550〜1200nm）を採用し、ヒゲからVIOまで全身に対応（※2）します。
ハイパワーながらSHRモード（※3）を搭載していて、肌への刺激を抑えながら効率的にケアできるのが特徴です。さらに、特許取得済みのサファイア冷感技術により、照射時の熱を瞬時に冷却し、痛みを感じにくい（※4）快適な使用感を実現しました。自動照射機能と最大10段階（※5）のスキンセンサーも備えていて、部位ごとの肌色や状態を検知して最適な出力に自動調整。全身ケアもわずか8分（※6）で完了します。
脱毛クリームで表面の毛を除去したあとに使用すると、光が毛根部に届きやすくなり、よりスムーズにケアを行えます。ただし、クリーム使用直後は肌が敏感な状態のため、24〜48時間ほど間隔を空けてからの使用がおすすめです。赤みや刺激が残る場合はさらに時間を置き、肌を清潔に整えてから照射しましょう。照射後はしっかり保湿と紫外線対策を行うことで、肌トラブルを防げます。「とにかく早く効果を実感したい」という男性におすすめの1台です。
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Ulike X+専用の2,000円クーポンコード： OR2000 |
関連記事：除毛クリームはメンズにも効果ある？おすすめメンズ除毛クリームや使い方を紹介
2.快適にケアしたいレディースには『Ulike Air 10 IPL光美容器』
Ulikeシリーズの人気モデル『Ulike Air 10 IPL光美容器』は、進化した痛みレス（※4）技術でサロン級のケアを自宅で実現できる高性能モデルです。
最大26J（※7）のハイパワーながら、肌にやさしいダブルランプ構造を採用。照射ボタンを押すと、2本のランプがわずかな時間差で複数回に分けて光を照射（※8）し、肌への刺激を抑えつつ効率的にムダ毛にアプローチします。独自の3.0サファイア冷感技術により、ケア前後の冷却は不要。照射時に熱を瞬時に冷やすため、肌表面を守りながら快適に使用できます。
さらに、サロンでも採用されるSHRモード（※3）を搭載。段階的に光を照射することで刺激を約1/4に軽減し、VIOなどのデリケートな部位にも安心です。最短0.25秒間隔の高速フラッシュ（※9）と自動連射機能（※10）で、全身ケアがわずか8分（※6）で完了。照射面積3.9㎠と広範囲に対応し、脚・腕・ワキ・VIOなどもスムーズにケアできます。アタッチメント交換が不要なため、指先などの細かい部位にも使いやすいのが魅力です。
また、脱毛クリームで表面の毛を除去してから使用すると、光が毛根に届きやすくなりケア効率が高まります。肌が敏感な状態の直後は避け、24〜48時間ほど間隔を空けて使用するのが安心です。
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Ulike Air 10専用の2,000円クーポンコード： OR2000 |
Part4.永久脱毛クリーム使用時の注意点
脱毛クリームは手軽に使える反面、誤った方法で使用すると肌トラブルにつながる恐れがあります。安全にケアを行うためには、使用前後の肌状態や環境に配慮しましょう。ここでは、脱毛クリームを使用する際に注意しておきたいポイントを紹介します。
1.使用前には必ずパッチテストを行う
初めて使う製品は、必ずパッチテストを行って肌との相性を確認しましょう。腕の内側など目立たない部位に少量を塗り、24〜48時間ほど様子を見るのが一般的です。この過程を省くと、赤みやかゆみ、発疹などの反応が出る場合があります。特に敏感肌の人や季節の変わり目には、普段よりも肌が不安定になることがあるため、注意が必要です。反応がなければ、指定の手順に従って本使用を行いましょう。
2.塗布時間を守る
脱毛クリームは、製品ごとに推奨される塗布時間が定められています。時間を超えて放置すると、角質層まで影響が及び、ヒリヒリ感や炎症の原因となる場合があります。逆に、短すぎると十分な効果が得られません。目安時間は多くの製品で5〜10分前後ですが、肌質や部位によって最適な時間は異なります。説明書をよく読み、時計を見ながら正確に時間を管理することが、安全で確実な除毛につながります。
3.使用後はしっかり保湿する
脱毛クリームを使用した直後は、肌のバリア機能が一時的に低下しています。そのまま放置すると乾燥やかゆみを引き起こすことがあるため、アルコールや香料を含まない低刺激タイプの保湿剤を使用し、丁寧にケアするようにしましょう。肌が敏感になっているときは、こすらずに優しく塗布するのがポイントです。保湿を継続することで、次の除毛時も刺激を受けにくい状態を保ちやすくなります。
4.日焼け前後の使用は避ける
日焼け直後の肌は、紫外線によるダメージで炎症を起こしやすい状態です。そのタイミングで脱毛クリームを使うと、刺激が強く感じられるほか、色素沈着や乾燥のリスクも高まります。逆に、日焼けを控えている前日や当日の使用も避けたほうが安心です。処理を行う場合は、日焼け前後2〜3日は間隔を空け、肌の回復を待ってからケアしましょう。紫外線対策とスキンケアを同時に行うことで、肌トラブルを防げます。
5.永久脱毛の最中は脱毛クリームの使用は避ける
クリニックの永久脱毛やエステサロンの光脱毛の施術を受けている期間は、脱毛クリームの併用を避けることが推奨されます。なぜなら、照射後の肌はデリケートで、化学成分による刺激で赤みや乾燥が悪化する可能性があるからです。どうしてもムダ毛を整えたい場合は、電気シェーバーなどの刺激が少ない方法を選びましょう。施術中に自己処理を行う際は、事前にクリニックへ確認しておくと安心です。
Part5.永久脱毛クリームに関するよくある質問
脱毛クリームに関しては、「どのくらいもつの？」「敏感肌でも使える？」など、疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、使用前に知っておきたいよくある質問を紹介します。
Q：脱毛クリームとカミソリは併用しても大丈夫？
A：脱毛クリームとカミソリを同時に使うと、皮膚への刺激が重なってしまう恐れがあります。併用する場合は、1〜2日ほど間隔を空け、肌が落ち着いてから行うのが安心です。
Q：顔やデリケートゾーンにも脱毛クリーム使える？
A：顔やVIOなどのデリケートな部位には、専用のクリームを選ぶことが大切です。ボディ用を使用すると、赤みやヒリヒリなどの刺激を感じる場合があります。
関連記事：VIOに使える除毛クリーム6選！VIO除毛クリームの選び方や家庭用脱毛器のおすすめも
Q：自宅で脱毛クリームと家庭用脱毛器を併用すれば永久脱毛の効果は期待できる？
A：脱毛クリームはあくまでも毛を溶かす除毛剤であり、永久脱毛のように毛根を処理する効果はありません。ただし、家庭用脱毛器と組み合わせて使うことで、毛の再生を抑え、ムダ毛処理の頻度を減らすことが期待されます。
Q：薬局で買える脱毛クリームの男性用と女性用の違いは？
A：メンズ用とレディース用の除毛クリームの効果に大きな違いはありませんが、メンズ用は太く濃い毛にも対応できるように成分濃度が高めに設計されています。レディース用は保湿成分を多く含み、敏感肌でも使いやすい処方が一般的です。
Q：市販の脱毛クリームと通販の脱毛クリームはどちらがおすすめ？
A：ドラッグストアで買える市販品と通販専売品には、基本的に違いはありませんが、市販品は入手しやすく価格も手頃です。一方、通販専売品は低刺激タイプや専用部位向けなど選択肢が多く、自分の肌質に合わせて選びやすいのが特徴です。
まとめ
脱毛クリームは、薬局や通販で手軽に購入できる便利なアイテムですが、永久脱毛のように毛根まで処理する効果はありません。毛の表面を一時的に除去することで、ムダ毛を目立たなくするケア方法といえます。とはいえ、使い方次第でより満足度の高い仕上がりを目指すことは可能です。脱毛クリームでムダ毛を除去したあとに家庭用脱毛器を活用すれば、光が毛根部に届きやすくなり、ムダ毛の発生を抑えるケアを、自宅でも効率的にケアを行えます。使用時は、肌が敏感になっているタイミングを避け、十分な保湿と紫外線対策を心がけましょう。
永久脱毛を目指す場合は、医療機関での専門的な施術が必要ですが、家庭用脱毛器との併用で『ムダ毛のないなめらかな肌』をキープすることもできます。正しい知識と丁寧なケアで、自分に合った脱毛スタイルを見つけていきましょう。
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