顔のムダ毛処理をしたいと思ったとき、「顔用除毛クリームは使えないかな?」と思ったことのある方もいることでしょう。しかし、顔は肌が薄くデリケートな部位です。基本的に除毛クリームの使用は推奨されていないため、他の方法でのケアがおすすめです。
この記事では、顔に除毛クリームを使うリスクや注意点、代わりに取り入れやすい処理方法、その中でもおすすめの家庭用脱毛器について紹介します。
目次:
Part1.顔にも使える除毛クリームはある?
顔用除毛クリームは、自宅で手軽にムダ毛処理ができる便利なアイテムです。脚や腕などに使っているとき、メイクをするとき、ふと鏡を見ているときなどに「除毛クリームは顔にも使えるのかな?」と考えた経験がある方もいることでしょう。
特にメンズは、毎日ヒゲを剃るのが面倒で、除毛クリームを使いたいと思う方が多いのではないでしょうか。ここでは、除毛クリームは顔に使えるのかという疑問にお答えしていきます。
1.基本的に除毛クリームは顔に使えない
除毛クリームは、毛を溶かして取り除く仕組みです。体の広い範囲に使用しやすいのが特徴ですが、その分配合されている成分が比較的強いものもあり、肌への刺激が起こりやすいとされています。 顔は特に皮膚が薄く、目や口の周りなど、粘膜に近い部分が多いため、除毛クリームの使用は推奨されていません。
Moomo(ムーモ)やパイナップル豆乳、SKINLY TOUCH、Veet(ヴィート)、ミュゼ、dot.など、除毛クリームにはさまざまなブランドがあります。それら市販の商品の多くが『顔への使用は不可』と明記していて、誤って使用すると肌トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。除毛クリームでヒゲの処理をしたいと考えるメンズも多いかもしれませんが、顔用と記載されている製品であっても、除毛力が足りず満足のいく仕上がりが期待できない可能性もあります。
そのため、除毛クリームを無理に使わず、他の方法を選ぶことが望ましいといえるでしょう。
2.どうしても使う場合は自己責任
市販されている除毛クリームの中には『顔用』と記載されている製品もありますが、それでも必ずしもすべての人に安全というわけではありません。顔は人によって肌質が異なり、乾燥肌や敏感肌の方は特にリスクが高まります。どうしても除毛クリームを顔に使いたい場合は、必ず使用前に目立たない部分でパッチテストを行い、異常がないことを確認する必要があります。また、使用中は目や口に入らないよう十分注意し、説明書をよく読んで、記載されている使用時間や方法を厳守してください。
それでもリスクを完全に避けることはできないため、最終的な判断と責任は使用する方自身に委ねられます。
3.顔に除毛クリームを使用した場合のリスクと注意点
顔に除毛クリームを使用した場合、以下のようなリスクがあります。
●赤みやヒリヒリ感などの刺激
●かゆみやかぶれなどの炎症反応
●強い乾燥による肌荒れ
●色素沈着やシミの原因になる可能性
●目や口に入った場合の粘膜への影響
肌が薄くデリケートな顔は、除毛クリームを使用すると体に使用した場合よりもリスクが高まるため注意が必要です。特に赤みや炎症、強い乾燥などが起こりやすく、繰り返し使用すると、強い刺激や摩擦の反復で色素沈着につながることもあります。また、誤って目や口に入ると粘膜を刺激し、痛みや腫れを引き起こす可能性があります。
そのため、仮に使用する場合でもパッチテストや使用方法を必ず守り、異常があればすぐに医療機関へ相談することが重要です。
関連記事:顔の産毛は脱毛すべき?顔産毛脱毛のメリット・方法やおすすめ家庭用脱毛器を紹介
Part2.顔除毛クリーム以外の顔のムダ毛処理方法
顔のムダ毛を整えたいけれど、顔用除毛クリームは基本的に使用できないとなると、「どうすればいいの?」と迷ってしまう方もいることでしょう。ここでは、除毛クリーム以外に顔のムダ毛を処理する方法の中で、身近で取り入れやすいものを紹介します。
1.家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、光を照射することで毛の再生を抑える働きが期待できる美容機器です。継続的に使用することで、徐々にムダ毛が目立ちにくくなる効果が期待できます。カミソリやシェーバーのようにその場ですぐに毛がなくなるわけではありませんが、長期的な視点でケアしたい方には向いています。ただし、製品によっては顔の使用が不可だったり、照射部位に制限があったりするため、必ず取扱説明書を確認することが大切です。また、サロンに通うよりもコストを抑えられる点もメリットで、自宅で自分のペースでケアできる手軽さも支持されています。
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2.カミソリ
顔のムダ毛処理の中でも、手軽に行えるのがカミソリを使う方法です。顔剃り用やヒゲ剃り用など、用途に合ったカミソリを使えば、短時間で産毛やヒゲを整えられるため、多くの方にとって身近な方法となっています。
ただし、刃が直接肌に触れるためケガをしやすい他、細かな摩擦で乾燥や赤みが起こることもあり、頻繁に行うと刺激が蓄積する可能性があります。処理の際は肌を清潔にし、シェービングクリームやジェルを活用して摩擦をやわらげることが大切です。使用後は必ず保湿を行い、肌のバリア機能を守るケアを心がけましょう。
3.シェーバー
電気シェーバーは、肌が敏感な方やできるだけ摩擦を減らしたい方にとって、安心感のある選択肢だといえます。刃が直接肌に当たりにくい設計になっているため、カミソリに比べて刺激が少ないのが特徴です。コンパクトなフェイス用シェーバーなら持ち運びやすく、外出先でも気軽に使える点も便利です。出張が多い男性、旅行へよく行く女性にも向いていますが、その一方で再び毛が生えてくる時期が早めで、定期的なケアが必要になることも理解しておきましょう。肌の調子を見ながら取り入れれば、毎日の習慣として無理なく続けやすい方法です。
4.ワックス
ワックス脱毛は、粘着性のあるワックスを肌に塗布し、一気に剥がして毛を根本から取り除く方法です。自宅で手軽に使用できる、ワックス付きシートも販売されています。毛根から処理できるため、効果が比較的長持ちし、ツルツルとした仕上がりを得やすいのがメリットです。しかし、毛を強く引き抜くことで肌に強い刺激が加わり、痛みや赤み、皮膚が剥がれてしまうリスクがあります。特に、皮膚が薄く敏感な顔にセルフでワックス脱毛を行う場合は、リスクを理解したうえで慎重に取り入れる必要があります。処理後も冷却や保湿を徹底し、肌のダメージを抑えるケアを欠かさないようにしましょう。
Part3.家庭用脱毛器を顔のムダ毛処理に使うメリット・デメリット
顔のムダ毛処理をする方法にはさまざまなものがありますが、安心して使える方法を選びたい方におすすめなのが、家庭用脱毛器です。とはいえ、どんな方法にもメリットがあればデメリットもあるため、両方を理解したうえで選択することが大切です。ここでは、家庭用脱毛器を顔のムダ毛処理に使うメリットとデメリットを紹介します。
1.家庭用脱毛器を顔のムダ毛処理に使うメリット
以下は、家庭用脱毛器を顔のムダ毛処理に使うメリットです。
●継続的な使用で毛が目立ちにくくなる
●サロンに比べてコストを抑えられる
●自宅で自分のペースでケアできる
●肌への負担が少ない
●なめらかな仕上がりが期待できる
家庭用脱毛器は、照射を繰り返すことで毛の再生を抑制し、長期的にムダ毛が目立ちにくくなるのがメリットです。サロンのように定期的に通う必要がなく、コストを抑えられる点も、続けやすいポイントのひとつだといえるでしょう。さらに自宅で使えるため、時間を気にせず自分のペースでケアできるのも大きなメリットです。適切に使用すれば肌への負担も少なく、なめらかな仕上がりを期待できることから、多くの方に選ばれています。
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2.家庭用脱毛器を顔のムダ毛処理に使うデメリット
以下は、家庭用脱毛器を顔のムダ毛処理に使うデメリットです。
●効果を実感するまでに時間がかかる
●製品によって顔に使えない場合がある
●定期的な継続使用が必要
●肌質や体質によっては合わない場合がある
たくさんのメリットがある一方で、家庭用脱毛器は即効性がなく、1回使用しただけでは大きな変化を感じにくいというデメリットもあります。また、製品ごとに使用できる部位が異なるため、必ず取扱説明書を確認する必要があります。目に見える効果を得るには、定期的に継続して照射を行うことも欠かせません。肌質や体質によっては刺激を感じる方もいるため、自分の肌に合った製品を選び、正しく使うことが大切です。
これらの点を理解して継続したケアができれば、長期的に見て大きなメリットを感じやすいケア方法だといえるでしょう。
Part4.顔のムダ毛処理におすすめの家庭用脱毛器
家庭用脱毛器にはさまざまな種類があり、顔に使えるものもあれば使えないものもあります。そのため、選ぶときは顔に使えるか、照射レベルの調整機能、使いやすさといったポイントを確認することが大切です。ここでは、それらの基準を満たしつつ、安心して取り入れやすいUlikeの家庭用脱毛器を紹介します。
1.Ulike AirPro S IPL光美容器
『Ulike AirPro S IPL光美容器』は、従来のモデルを進化させた2025年発売の新モデルです。
顔の産毛にも対応できる最大22J(※1)のハイパワーを持ちながら、約278gの軽量かつコンパクトな設計で、ストレスフリーな使用感が魅力です。肌を冷却しながら照射できる特許取得済みの『サファイア冷感技術』や、サロンにならったSHRモード(※2)で、敏感な顔にも配慮されています。
また、自動連続照射によるスピーディーなケアと、2週間ほどで毛が目立ちにくくなる(※3)可能性がある点も、選ぶ際の検討材料になります。サロン通いの負担を減らし、手軽さと効果の両立を目指す方に向いているといえるでしょう。
2.Ulike Air 10 IPL光美容器
『Ulike Air 10 IPL光美容器』は、最大26J(※4)の高出力ダブルランプを搭載し、顔の産毛からヒゲやVIOの太く硬い毛まで幅広くケアできるモデル。
SHRモード(※2)を含む4つの照射モードと3.9cm2の広照射面積により、短時間で効率的な処理が可能です。国際認証機関の試験では、1週間で毛髪密度77.4%、2週間で92.47%の減少(※5)が確認されています。さらに約90万発(※6)以上の照射が可能でコストパフォーマンスも優秀。高出力ながら肌へのダメージを抑える冷却機能も搭載されているため、顔のムダ毛処理にも取り入れやすい製品です。
3.Ulike X+ IPL光美容器
『Ulike X+ IPL光美容器』は、Ulikeシリーズでもハイパワーの最大28J(※7)と、ダブルランプ構造を採用したメンズ向けモデルです。
顔やVIOにも使用可能な万能型で、SHRモード(※2)や『サファイア冷感技術』により、痛みや熱感を抑えた(※8)快適な照射が期待できます。さらに肌色センサーによる自動出力調整や、最短8分(※9)で全身ケアを完了する高速連射モードなど、機能性も充実。
約90万回(※6)の照射が可能で、家族やパートナーとのシェアにも適しています。高出力ながら安全性や使いやすさも両立した一台だといえるでしょう。
Part5.顔用除毛クリームに関するよくある質問
最後に、顔用除毛クリームに関するよくある質問を紹介します。
Q:除毛クリームを間違って顔に使ってしまったときはどうすればいい?
A:万が一、使用不可の脱毛クリームを顔に使ってしまった場合は、すぐにぬるま湯で洗い流すことが大切です。その後は肌を擦らず、低刺激の保湿ケアで整えましょう。みやかゆみなどが長引く場合は、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
Q:除毛クリームはデリケートゾーンに使える?
A:『VIO対応』と記載されている場合でも、粘膜に近いデリケートゾーン(Iライン・Oライン)への使用を不可としていることがほとんどです。製品ごとに対応範囲は異なるため、必ず取扱説明書を確認し、使用前はパッチテストを行いましょう。
Q:顔用除毛クリームで起こりやすい失敗例は?
A:よくありがちなのは、規定時間を超えて放置してしまう、洗い流しが足りない、乾燥した肌に直接塗ってしまうなどの失敗です。これらは肌荒れや炎症につながりやすいため、除毛クリームを使用する際は必ずパッチテストを行ったうえで、正しい使用方法でケアしましょう。
Q:顔用除毛クリームで毛が濃くなることはある?
A:顔用除毛クリームは毛の表面を溶かす仕組みであり、毛根に影響を与えるものではないため、基本的に毛が濃くなったり太くなったりすることはありません。しかし、ツルツルの状態に慣れてしまうと、再び毛が生えてきたときに目立っているように見えることがあります。
Q:顔用除毛クリームは敏感肌用と普通肌用で何が違う?
A:敏感肌用は肌に配慮した成分を配合していたり、刺激を和らげる処方になっていたりする場合があります。普通肌用と比べると、マイルドな仕上がりを目指した設計になっていますが、それでも肌質との相性は人によって異なるため、必ずパッチテストで安全性を確認することが大切です。
まとめ
顔に除毛クリームを使用することは基本的には推奨されず、肌トラブルのリスクが高い点を理解しておくことが大切です。顔用除毛クリームの代わりに、カミソリやシェーバー、ワックス、家庭用脱毛器が有力な選択肢となります。特に近年の家庭用脱毛器は、性能が向上し、自宅で安心して使えるものが増えています。自分の肌質やライフスタイルに合った方法を選び、無理なく続けられるケアを取り入れましょう。
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