自宅でムダ毛処理をしたいけど、肌トラブルの悩みや心配がある方も多いのではないでしょうか。セルフ脱毛では、さまざまな方法があり、それぞれメリットデメリットがあります。
この記事では、自宅でのムダ毛処理の方法と注意点を解説していきます。
また、ムダ毛処理に関するよくある質問についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自宅でムダ毛処理の方法7選
自宅でのムダ毛処理には、以下の7つの方法があります。
それぞれのメリットとデメリットも含め、紹介していきます。
- カミソリ
- 毛抜き
- 除毛クリーム
- 家庭用脱毛器(家庭用光美容器)
- 電気シェーバー
- 電動トリマー
- ワックス脱毛
それでは、詳しくみていきましょう。
- カミソリ
カミソリでのムダ毛処理は、自宅でできるセルフ脱毛のなかでも、最も手軽に行える脱毛方法です。しかし、カミソリでのムダ毛処理は皮膚の表面に、目に見えない無数の傷がつきます。特に皮膚が敏感になっているときは抵抗力が落ちているため、傷口から細菌が入り、かぶれや毛嚢炎などの肌トラブルを起こす場合があります。
さらに、繰り返しカミソリでムダ毛処理を行っていると、カミソリ負けを起こして肌に傷がつき出血したり、乾燥やかゆみ・赤みなどの肌トラブルの原因となることがあります。
また、乾いた肌のムダ毛は硬く、その状態のままカミソリで処理をすると肌へのダメージが大きいため、カミソリでムダ毛処理をする場合には、剃る前に除毛クリームやジェルを使用し、使用頻度は1~2週間に1回程度にすることをおすすめします。
- 毛抜き
つぎに毛抜きですが、毛抜きはセルフ脱毛のなかで最も行わない方がいいと言われている脱毛方法になります。毛抜きでのムダ毛処理は、埋没毛(うもれ毛)を引き起こしたり、毛穴が広がってしまう原因となることがあります。
広がった毛穴に細菌が入ってしまうと、毛嚢炎を引き起こしたり、色素沈着の原因となり、肌が黒ずんでしまうなど肌への負担が大きいです。また、毛抜きでのムダ毛処理はカミソリに比べて長持ちしますが、1本1本毛を抜くため、処理に時間がかかります。
- 除毛クリーム
ムダ毛処理のなかでも広範囲の脱毛処理におすすめなのが、除毛クリームです。
除毛クリームでの脱毛は、毛を溶かすためにクリームを塗って放置しなければならない手間はありますが、価格も安く短時間でムダ毛の処理をすることができます。
除毛クリームは毛のタンパク質を溶かすこことで除毛ができるという仕組みですが、皮膚にあるタンパク質も刺激してしまう可能性があるため、きちんと説明書に書いてある時間を守って、しっかりとクリームを洗い流すように心がけましょう。
また、除毛クリームが肌に合わない場合もあるため、はじめて使う場合にはパッチテストを行うことをおすすめします。
- 家庭用脱毛器(家庭用光美容器)
現在の家庭用脱毛器(家庭用光美容器)は脱毛効果が高いものも多く、自分のタイミングでいつでもムダ毛処理を行うことができます。
他のセルフ脱毛に比べると費用はかかりますが、自宅で綺麗に脱毛処理ができるため人気のアイテムとなっています。しかし、クリニックやサロンの脱毛効果に比べると、安全性から脱毛の照射力を抑えているため、思った効果を得られずにやめてしまう人も多くいます。
また、家庭用脱毛器で長時間照射をしたり、照射力を強くしすぎるとやけどや肌トラブルの原因になることがあるので、注意が必要です。
- 電気シェーバー
電気シェーバーにはVIO用・ボディ用・フェイス用など、さまざまな種類があります。電気シェーバーでのムダ毛処理は、乾いた肌でもそのまま使用することができるため、手間なくムダ毛ケアを行うことができます。
しかし、太く長い毛がある場合は、事前に短く処理をしておく必要があります。また、使い終わったシェーバーは皮脂や雑菌がついているため、説明書をよく確認したうえで、使用後は必ずお手入れをしておきましょう。
- 電動トリマー
電動トリマーは、アンダーヘアや眉毛のお手入れに使用します。付属のアタッチメントで自分の好みの長さに揃えることができると同時に、毛量の調整もできるのが特徴です。
ただし、トリマーなので脱毛ではなく、毛のカットや毛量を整える効果になります。
- ワックス脱毛
ワックス脱毛は、ワックスを薄く塗った肌にシートを貼り、一気にはがすことでムダ毛を毛根から抜くという脱毛方法です。手軽にツルツル肌にできることから、人気となっています。
個人差はありますが、約2週間~2ヶ月間はツルツル肌をキープすることができます。しかし、ワックス脱毛は多くのムダ毛を一度に引き抜くため強い痛みを伴います。また、皮膚が薄い部位や敏感肌では赤みが出たり、ヒリつきが出ることもあります。
セルフ脱毛の注意点
自宅でのムダ毛処理にはさまざまな方法がありますが、以下のことに注意することで、肌トラブルを防いだり、キレイな仕上がりを目指すことが可能になります。
- 脱毛後の保湿ケアはしっかり行う
- 毛抜きはNG
- VIO・顔のセルフ脱毛に注意
それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 脱毛後の保湿ケアはしっかり行う
セルフ脱毛にはさまざまな方法がありますが、どの方法でも自己処理後の保湿ケアはしっかりと行う必要があります。
サロンやクリニックの脱毛でも保湿が大切ですが、自宅でのムダ毛処理後はいつもよりも念入りに行うことが大切です。また、カミソリや毛抜きでのムダ毛処理は肌の表面を傷つけてしまうことが多く、埋没毛や毛嚢炎を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
このようなトラブルを防ぐためには、きれいな肌を整えるために必要な保湿をしっかり行い、肌のコンディションを整えておくことが大切です。また、敏感肌用の保湿剤を使うことで、肌に傷がついた場合でもしみづらいです。
- 毛抜きはNG
前述でも紹介しましたが、セルフ脱毛の方法のなかで最も避けたい脱毛方法が毛抜きを使用した処理方法です。
毛抜きは無理やり毛根から毛を抜くため毛穴の広がりの原因となり、広がった毛穴から細菌が入ることで炎症を起こし、埋没毛を引き起こすなどのデメリットがあります。そのため、毛抜きでのムダ毛処理は控えたほうが良いといえます。
- VIO・顔のセルフ脱毛に注意
セルフ脱毛のなかでも、VIOは肌トラブルの多い部位となります。VIOは皮膚が薄く、I・Oラインは粘膜に近いため傷つきやすいなどのリスクがあります。また、除毛クリームなどは皮膚への刺激が強いため、VIOへの使用は控えましょう。
顔も肌トラブルが多い部位のひとつです。顔の皮膚は他の部位よりも皮膚が薄く敏感なため、カミソリなどの処理では毛だけでなく肌の角質まで剃ってしまい、バリア機能を低下させる原因になります。
顔のセルフ脱毛も、ワックス脱毛や除毛クリームの使用は避けましょう。また、ワキ・ふくらはぎ・背中・お腹・太もも・二の腕も赤いブツブツがでやすい部位になります。どの部位であってもムダ毛処理を行ったあとは、必ずしっかり保湿をすることが大切です。
ムダ毛処理のよくある質問
剃ると毛が濃くなるって本当?
カミソリでムダ毛を剃ったら、毛が濃くなったという話を聞いたことがある人もいると思いますが、剃ったことで毛が濃くなるわけではありません。
ただし、毛を剃ることで毛が目立ちやすくなる可能性があります。
これは、カミソリで毛を剃ったことで、毛穴付近の断面が見えるようになるためです。特に脇などは太く濃い毛が生える部位のため、剃った後に毛が太くなったと感じやすいです。
ムダ毛処理後にかゆみやチクチク感があるのはなぜ?
ムダ毛処理後のかゆみは、軽い痛みによるものです。同じ部位を繰り返し処理することで、肌に軽い炎症が起こり、かゆみを引き起こします。このような状態のままムダ毛処理を続けると、炎症を悪化させてしまう可能性があるので注意しましょう。
また、ムダ毛処理後に毛が伸びてくると、とがった毛先が肌にあたることで、肌のチクチク感を感じることがあります。チクチク感が気になって何度も処理をしてしまうと、肌のバリア機能が低下し、肌荒れの原因となることもあります。
ムダ毛処理後にブツブツができるのは?
セルフ脱毛のなかでも多く見られるのが、脱毛後に出る肌のブツブツです。これはムダ毛処理によるダメージが毛穴のブツブツとしてみられます。主に、赤・黒・肌と同じ色で現れ、それぞれ原因に違いがあります。
赤いブツブツは、毛嚢炎を引き起こしている可能性が高いです。カミソリでのダメージによるものが多く、毛穴で細菌が炎症を起こして赤いニキビのようになっている状態です。
黒いブツブツは、毛の断面や埋没毛の可能性があります。剃った毛の断面が黒いブツブツとして見えている場合や、皮膚の下に埋まってしまった毛が透けて見えている埋没毛が黒いブツブツとして見えているケースです。
肌と同じ色のブツブツは、肌の硬化が原因の可能性があります。肌はダメージを受けると、より強くなろうとして厚くなります。ムダ毛処理によって毛穴周辺の肌が傷つき、毛穴のまわりだけが硬化してしまうことで、ブツブツ肌になってしまいます。
背中や肩のムダ毛はみんなお手入れしている?
背中や肩のムダ毛処理をしている人は、増加傾向にあります。見た目や衛生面からも、背中や肩のお手入れをすると、ニキビができにくくなることや水着や背中のあいた洋服などを楽しめるというメリットがあります。
背中や肩はうぶ毛がたくさん生えているため、ホコリや皮脂が残りやすく、雑菌が繁殖しやすくなっています。このようなことから、衛生的であることや見た目が良くなることから、背中や肩の脱毛をする人は増えてきています。
まとめ
今回は、自宅でのムダ毛処理について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
セルフ脱毛の方法にはさまざまな方法がありますが、肌にダメージの少ない方法を選び、正しいやり方で自己処理をすることで、肌トラブルを避け脱毛処理をすることができます。
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