近年、VラインとIライン、Oラインの3つの部位を指すVIOという言葉を耳にする機会も増えてきました。しかし、なんとなく気恥ずかしいイメージがあり、VIO脱毛に興味があっても、具体的にどこまでの範囲のことなのか、どのような方法があるのか詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、VIO脱毛の特徴や範囲、具体的な方法などについて詳しく紹介します。
VIO脱毛とは?範囲はどこまで?
脱毛サロンの広告などで見かけることもある『VIO脱毛』という言葉ですが、具体的にどのようなものか気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、VIO脱毛の特徴や範囲などについて紹介します。
VIO脱毛とはデリケートゾーンの脱毛のこと
VIO脱毛とは、「デリケートゾーン脱毛」とも呼ばれ、デリケートゾーンのムダ毛を減らしたり、毛量を調整したり、完全になくしたりなどして処理することです。腕や脚には及びませんが、全身脱毛が普及してきた近年では、性別・年齢を問わず、衛生面の向上や快適な生活を求めてVIO脱毛を希望する方が増えてきています。
VIOのムダ毛は全身の身体の部位の中でも毛が濃くて毛量も多いため、特に女性は水着になるシーンや、月経時に脱毛の必要性を感じる方が多いようです。
男性の場合は、パートナーの勧めでVIO脱毛を始める方が多く、一度自己処理をしてみたところ、快適さを実感してその後も処理するようになるケースもあります。
VIO脱毛の範囲
VIO脱毛の範囲は、Vライン・Iライン・Oラインの3部位に分かれています。
Vラインは骨盤と骨盤を直線で結んだ部分から、足の付け根部分までの範囲の三角形のエリアです。すべての毛をなくす場合もあれば、下着や水着をつけた際にはみ出してしまう部分のみを脱毛する場合、さらに生えている毛の形を整える場合があります。
Iラインは陰部の両側から肛門の手前までの縦のラインのことで、男性の場合は陰茎と陰嚢も含みます。すべての毛を残さずツルツルに仕上げるのが一般的ですが、人によっては自然な仕上がりを求めて陰部が隠れる程度に毛を残す場合もあるでしょう。
Oラインは肛門の周辺のエリアのことです。お尻全体のことではなく、お尻の奥に隠れている肛門周りの狭い範囲を指すため、自分で処理するのがひときわ難しい部位でもあります。
VIO脱毛のデザイン・形
VIO脱毛は、デリケートゾーンの毛量を減らすだけでなく、毛の形を整えたり毛を一切なくしたりなど、さまざまなやり方があります。中でも、VIOの毛をすべてなくした状態は「ハイジニーナ脱毛」と呼ばれますが、デリケートゾーンがすべてあらわになってしまうことに抵抗を感じる場合は、毛の形を整えるやり方がおすすめです。
VIO脱毛のデザインで一般的なのは、ナチュラルな逆三角形やシンプルな四角に整えたスクエア型、長細い楕円形のオーバル型、陰部の両サイドのムダ毛を処理したIライン型などです。自分の理想やライフスタイルに合わせて、適切なデザインを選びましょう。
VIO脱毛のメリット・デメリット
VIO脱毛には、さまざまなメリットがあります。しかし、どんなによいとされているものでも、少なからずデメリットがあるため、両方を理解しておきましょう。ここでは、VIO脱毛のメリットとデメリットを紹介します。
VIO脱毛のメリット
VIO脱毛には、以下のようなメリットがあります。
● デリケートゾーンを清潔に保ちやすくなる
● ムレ、ニオイ、かゆみなどの不快感の軽減
● 見た目の清潔感が整いやすくなる
● パートナーや異性からの印象がよくなる
● 下着や水着を自由に楽しめる
まず、デリケートゾーンを清潔に保ちやすくなるのがメリットです。ムレやニオイ、かゆみなどの不快感も大幅に軽減できます。特に女性は、経血やおりものがアンダーヘアに絡まることがなくなり、衛生面でのストレスを減らして快適に過ごせるようになるでしょう。
次に、見た目の清潔感が整いやすくなることも、VIO脱毛の大きなメリットです。髪や服装などの見えやすい部分の身だしなみだけでなく、デリケートゾーンの見た目を整えることで、パートナーや異性からの印象もよくなる可能性があります。下着や水着からムダ毛がはみ出す心配もなくなり、ファッションの幅が広がる点も魅力です。
最近では、清潔感や衛生面の問題から、男性でもデリケートゾーンのムダ毛を処理する方が増えています。メンズVIO脱毛をすれば、ムダ毛の濃さから解放され、女性にプラスの印象を与えられる可能性が高まります。
VIO脱毛のデメリット
多くのメリットがある一方で、VIO脱毛には以下のようなデメリットもあることを理解しておきましょう。
● 自分では見えにくく自己処理が難しい
● 肌トラブルが起こる可能性がある
● 人目が気になる場合もある
デリケートゾーンは自分では見えにくいため、自己処理が難しく、自分で行う場合はムダ毛が残ってしまう可能性があります。クリニックやエステサロンで施術を受ける場合も、自己処理が必要ですが、うまくできずにスタッフさんに手伝ってもらわなければならず、恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。
また、脱毛後は下着やナプキンが直接肌に当たり、刺激や違和感が生じることもあります。肌トラブルが起こる可能性もあるため、自己で処理する場合は特に注意が必要です。他には、VIO脱毛をしていることで、人目が気になる場合もあります。
例えば、ハイジニーナ脱毛をした状態で銭湯に行くと、他の人からの目線が気になることもあるかもしれません。そのため、処理をする前に目的や自分の好みなどから、デザインについてしっかりと考えておくのがおすすめです。
VIOのお手入れ方法
VIOのお手入れには、主に以下の6つの方法があります。
● 脱毛クリニック・エステサロンに通う
● 家庭用脱毛器を使う
● 除毛クリームを使う
● カミソリで剃る
● ハサミで切る
ここでは、それぞれの方法について詳しく紹介します。
脱毛クリニック・エステサロンに通う
自分で処理するのが不安な方は、脱毛クリニックやエステサロンで専門スタッフによる施術を受けるのがおすすめです。最新の脱毛機器を使用し、痛みや肌トラブルを最小限に抑えながら、効果的にムダ毛を減らせます。特にクリニックでは永久脱毛が可能なため、VIOの自己処理の手間をなくしたい方に向いているといえるでしょう。
ただし、脱毛した毛は二度と生えてこない点に注意が必要です。費用も比較的高額になることから、メリットとデメリットの両方を考慮しながら検討することをおすすめします。
家庭用脱毛器を使う
家庭用脱毛器は、自分の好きなタイミングでムダ毛の処理ができるのがメリットです。通院の必要もなく、人に見られることもありません。脱毛サロンと同じ仕組みの脱毛器がほとんどですが、出力は家庭でも使用できる程度に抑えられているため、安全に使用できます。
また、家庭用脱毛器によるVIO脱毛は、一度機器を購入してしまえば、それ以降はほとんど費用がかからない点もメリットです。近年では性能も向上していて、継続的な使用で毛を薄くしたり、自己処理の頻度を減らしたりできる可能性もあります。自宅で手軽にVIO脱毛を始めたい人は、家庭用脱毛器を活用してみましょう。
除毛クリームを使う
除毛クリームは、毛のタンパク質を溶かす成分が配合されたムダ毛処理アイテムです。肌にクリームを塗ってしばらく放置するだけで、きれいにムダ毛を処理できますが、デザイン通りに毛を残すことが難しい点に注意が必要です。
また、粘膜に近いIラインやOラインは、別の方法で処理しなければならないことも理解しておきましょう。
カミソリで剃る
注意して行えば気軽にできるのが、カミソリで剃る方法です。コストもかからず、いつでも自分の都合のよいタイミングでVIOのムダ毛を処理できます。カミソリで自己処理をする際は、まず長い毛を2cm程度までカットしてから行います。毛を柔らかくするために剃る部分を温めておき、処理後は保湿クリームなどでしっかりと保湿するとよいでしょう。
ただし、粘膜に近く敏感な部分であさるため、肌トラブルが起こりやすいです。皮膚を傷つけてしまわないよう、慎重に処理しましょう。
ハサミで切る
VIOの毛をなくしてしまうことに抵抗のある方は、ハサミで短くカットするのがおすすめです。ハサミのサイズが大きすぎると、刃先が太ももに当たってしまう恐れがあるため、デリケートゾーンのムダ毛処理にはやや小ぶりなものを使いましょう。
家庭用脱毛器で効果を実感できる?
家庭で手軽に脱毛したい方におすすめの家庭用脱毛器ですが、きちんと効果を実感できるのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、男性・女性それぞれにおすすめのUlikeの光美容器のメリットや効果、使用方法、製品スペックを紹介します。
女性のVIO脱毛の場合
女性におすすめなのが『Ulike AirPro S IPL光美容器』です。
Ulikeの主要モデルの中では4万円台で購入できる手頃さと、コンパクトで軽いボディながら、普段使いするのに十分なパワーと機能を兼ね備えていて、肌に密着させながらすべらせるだけでムダ毛ケアができます。個人差はありますが、約2週間(※)で効果が実感できるとされています。
独自の放熱システムを搭載していて、30分の連続使用でも肌の表面が熱くならず、ひんやり感をキープできるため、快適なムダ毛ケアができるのもうれしいポイントです。
『Ulike AirPro S IPL光美容器』製品スペック |
|
価格 |
49,800円(税込) |
脱毛方式 |
フラッシュ式 |
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) |
59mm×180mm×37mm |
重量 |
278g |
使用可能部位 |
顔・VIO含む全身(一部を除く) |
アタッチメント |
なし |
照射面積 |
3.3cm2 |
照射回数 |
約90万回 |
パワー調節段階 |
4モード |
電源方式 |
コード式 |
消費電力 |
90W |
公式サイト |
男性のVIO脱毛の場合
男性におすすめなのが『Ulike X IPL光美容器』です。
Ulikeの美容器史上最高の28Jのパワーで、これまでにない即効性を実現。部位や個人によってさはありますが、男性の濃い毛も1週間(※)で効果を実感できるとされています。使い方も肌に当ててすべらせるだけと簡単なため、家庭用脱毛器を初めて使用する男性や、広範囲を短時間でケアしたい男性にもおすすめです。肌の色や毛の状態が異なる部位も、これ1台で対応可能。VIOをはじめ、全身のお手入れが簡単にできます。
『Ulike X+ IPL光美容器』製品スペック |
|
価格 |
71,800円(税込) |
脱毛方式 |
フラッシュ式 |
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) |
69mm×207mm×54mm |
重量 |
360g |
使用可能部位 |
顔・VIO含む全身(一部を除く) |
アタッチメント |
なし |
照射面積 |
3.9cm2 |
照射回数 |
約90万回 |
パワー調節段階 |
4モード |
電源方式 |
コード式 |
消費電力 |
90W |
公式サイト |
VIO脱毛に関するよくある質問
最後に、VIO脱毛に関するよくある質問を紹介します。
Q :VIO脱毛の頻度は?
A:脱毛方法によって異なりますが、自己処理の場合は1週間から1ヶ月に1回の頻度で行うのが理想的です。ただし、人によって毛の伸びるスピードは異なるため、自分の肌をよく観察して、適切な頻度でお手入れを行いましょう。
Q:脱毛前はある程度毛を短くしておくべき?
A:家庭用脱毛器を使用する場合も、毛が長いと焦げてやけどしてしまう可能性があります。脱毛クリニックやエステサロンで施術を受けるときと同様、ムダ毛を剃ってから処理しましょう。
Q:生理中にVIO脱毛をしても大丈夫?
A:生理前や生理中は、肌がデリケートな状態です。お手入れは極力避けることをおすすめします。
Q:VIO脱毛は痛みが強いって本当?
A:VIOは皮膚が薄くデリケートなため、痛みを感じやすい時期です。冷却や麻酔クリームの使用で軽減できますが、特に医療脱毛は出力が強く痛みを感じることがあります。痛みが不安な場合は、自分で手軽に処理できる家庭用脱毛器を活用するのがよいでしょう。
Q:VIO脱毛後のアフターケアは必要?
A :VIO脱毛を自分で行う場合も、肌トラブルを防ぐためにアフターケアを行うのがおすすめです。家庭用脱毛器の場合は、まずは冷たいタオルを当ててクールダウンし、その後はクリームやローションで十分に保湿しましょう。
まとめ
VIO脱毛は、デリケートゾーンの衛生面や快適さ、見た目の向上を重視する多くの方に注目されています。脱毛方法にはクリニックやサロンでの施術、家庭用脱毛器の利用、カミソリや除毛クリームなどによる自己処理などの選択肢があり、それぞれに特徴や注意点があります。自分の目的やライフスタイルに合わせて適切な方法を選ぶことが重要ですが、家庭用脱毛器は効果と手軽さを兼ね備えているため、利用を検討してみるのがおすすめです。ぜひ、本記事を参考に安全で効果的なVIO脱毛を行ってください。
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